『ドラキュラ(1992)』ってこんな作品です。

こんにちは、ヒッチです。

今回は、世間では一番有名であろうドラキュラ映画、

『ドラキュラ(1992)』について、ザックリ書いていこうと思います。

今回もしっかりネタバレしますので、この作品を観たい‼️と、思っている方は、読まないでくださいませー♪♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

※歴代の小説『吸血鬼ドラキュラ』の映画化作品まとめました♪こちらもどうぞ♪

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ドラキュラ Bram Stoker’s Dracula


監督:フランシス・フォード・コッポラ

脚本:ジェイムズ・V・ハート

ドラキュラ伯爵:ゲイリー・オールドマン

ミナ・マーレイ/エリザベータ:ウィノナ・ライダー

ジョナサン・ハーカー:キアヌ・リーブス

エイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授:アンソニー・ホプキンス

1992年/アメリカ映画/128分

概要

『ゴッド・ファーザー』で有名な、コッポラ監督が手がけ、大きな予算をかけてドラキュラ役にゲイリー・オールドマン、ヒロインのミナ役にウィノナ・ライダーを迎え作られた大作です。原作に忠実というのが“売り”だと思っていました。実際、かなり展開は原作に近いんですが、根本の部分がめっちゃ変わってます。でも衣装が凄くってアカデミー賞を受賞しちゃったり、「傑作!」と、絶賛する人がいる一方、「これはちょっと…」と、敬遠する人もいるけっこう見た人によって意見が分かれる作品かな〜って思っています。

ストーリー

1462年、トランシルバニアのドラクルはトルコ軍との戦いに出かける。城に残った妻のエリザベータはトルコ軍の寄こしたドラクル戦死の手紙を信じて自殺。勝利して帰ってきたドラクルは妻の死を目のあたりにし、「神なんか信じねー!!」と、ばかりに十字架を剣で刺すと何故か血が噴き出し、それを飲み、吸血鬼へ変身♪

1897年のロンドン。トランシルバニアへ行ったレンフィールドが発狂して戻ってきたため、ジョナサン・ハーカーがトランシルバニアのドラキュラ伯爵の城に行き、ロンドンの屋敷10軒の契約を結びに行く。城で迎えたドラキュラ伯爵、婚約者のミナの写真を見て「おお~♪」となり、ジョナサンを3人の妻とともに城に閉じ込め、一人でロンドンに上陸。ジョナサンの帰りをルーシーの家で待つミナの前にドラキュラが現れ、「この人いいかも~♪」と思い始めてしまう。その頃ルーシーは夢遊病に侵され、ヘルシング教授の診断を受ける。こりゃヴァンパイヤの仕業だわ~!と、気づいた教授、輸血したりニンニクの花置いたりいろいろしましたが、その甲斐なくルーシーは死亡。すぐにどえらい恰好の吸血鬼に。でもサッサと倒され、ルーシーの3人の恋人とヘルシング教授は吸血鬼の居場所を探します。そんな時、ハーカーが白髪になって戻ってきますが、何か生気のない人に。そしてミナもドラキュラに血を吸われ、みんな大慌てでドラキュラを探し、なんだかんだでトランシルバニアのドラキュラ城まで追っかけってドラキュラをバッサバサに斬って後一歩のところでミナがドラキュラをかばい、城の中へ。そして愛を誓うとドラキュラは邪悪から解放され、最後はミナにとどめを刺されるのでした。

私が持っているのはこのやっすいDVDだけです。

原作との違い

基本的に展開は原作どおりだと思います。

と、言いながら原作を読んだのがもう20年くらい前なのであんまり覚えていないんですけど。

ただ、決定的に違う事は、ジョナサン・ハーカーの婚約者のミナが

ドラキュラを愛してしまうというところでしょう。

原作ではミナが血を吸われた後に、それを思い出し、

メッチャ嫌悪するくだりがあるんですけど、この映画では当然ありません。

それどころか最後は明らかにドラキュラの味方・・というか恋人になっています。

でも最後のとどめを刺すのもミナなんですけど。

豪華役者陣

ドラキュラ役として、ゲイリー・オールドマンが起用されたのも当時話題でしたが、私、当時この人知らなかったんですよね~。実際にまだ『レオン』より前の作品ですし、まだこれからの人ってイメージが当時は強かったです。いろんなメイクで作品中変化します。

ミナ役は、当時人気絶頂のウィノナ・ライダーが演じています。これは諸説あるんですが、コッポラ監督の『ゴッド・ファーザー・パート3』に出演できなかったウィノナ・ライダーがこの作品の脚本をコッポラに持ち込んだという話を何度か聞いた気がします。ホントかなあ?ドラキュラとジョナサンとの間で揺れるミナを好演してるんだと思います。たぶん。

ジョナサン・ハーカー役にやっぱり当時人気が出始めていたキアヌ・リーヴスです。なんかこの頃のキアヌ・リーヴスってすんごい大根に何故か見えて私は嫌い。今はそんな事思わないですけど(笑)。

ヴァン・ヘルシング教授役が『羊たちの沈黙』でアカデミー賞を受賞して乗りに乗ってた頃のアンソニー・ホプキンスです。個人的にはこの人のヘルシング教授が一番原作のイメージに合っていると当時思いました。ものすごい元気で活発なジジイ(笑)なんですよね。そのヘルシング教授をとても楽しそうに演じています。

その他・・・

まずこの作品を語る上で必ず話題になるのが、衣装やセットの豪華さです。

とにかくやたら豪華。なんかスゲ~。

そんな豪華な衣装とかを担当したのは日本人の石岡瑛子さん。

何か凄すぎるのでアカデミー賞も受賞しましたよ♪♪

その他にもメイクアップ賞、音響効果編集賞の計3部門を受賞する快挙を成し遂げたのでした。

これは本当にすごい!!

と、ここまで書いてきましたが、

個人的な感想は・・・

大嫌い(笑)♪♪

ここから文句しか出ないので、この作品が好きな人、ごめんなさい。先に謝ります。

あくまで個人的感想ですから(笑)。

当時は「ドラキュラ」に何の知識もなく、ウィノナ・ライダーが好きだったからビデオを借りて見たんですが、この作品以降、彼女の作品を見なくなるくらい個人的の面白くなかったです。それはたぶん、期待をし過ぎたから・・・だけでもなく、やはりドラキュラに心を奪われるミナに全く共感が出来なかったからじゃないですかねえ?後、その豪華な衣装やセットがストーリーから浮いている印象があります。何か違和感しかないんですよ(笑)。それと特撮がわざとか?って思うほどチャチに見えて、セットが豪華なのにB級映画を見てるような錯覚を覚えます。これが本当に『ゴッド・ファーザー』を撮ったコッポラ監督の作品か?と今でも思うくらい何か好きになれません。レンフィールドの扱いもあんなだっけ?って今になると思うし。でもたぶん一番嫌いな点は、こんな根本を変えちゃってるのに原題が、

BRAM STOKER’S DRACULA(グラム・ストーカーのドラキュラ)

ってトコじゃないですかねえ。何か図々しい!って思ってます。

でもグラム・ストーカーは

「こんな改変もあるんだ~。面白♪♪」

って天国で言ってそうな気がするんですけどね~(笑)。

そんな訳で最後にもう一度、好きだった方ごめんなさい!と、謝って〆ます。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、

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