『アダムスファミリー』の二番煎じなんて言わせない!『怪物家族大暴れ』ってこんな作品でした。

こんにちは、ヒッチです。

今回は1966年の映画『怪物家族大暴れ』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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怪物家族大暴れ Munster, Go Home!

上のDVDは海外版です。ご了承くださいませ。

監督:アール・ベラミー

脚本:ジョージ・ティブルズ/ジョー・コネリー/ボブ・モシャー

出演:ハーマン・マンスター/フレッド・グウィン

   リリー・マンスター/イヴォンヌ・デ・カーロ

   おじいちゃん/アル・ルイス

   エディ・マンスター/ブッチ・パトリック

   マリリン・マンスター/デビー・ワトソン

   クルックシャンク/ジョン・キャラダイン

   レディ・エフィジー・マンスター/ハーミオン・ジンゴールド

   ロジャー・モレスビー/ロバート・パイン

   レスター・モレスビー/バーナード・フォックス

   フレディ・マンスター/テリー・トーマス

1966年/アメリカ映画/96分

概要

1966年のアメリカ映画。

元は1964年から66年まで放送された『The Munsters』というTV番組で、

アメリカに住む主人公のフランケンシュタインの怪物その妻の吸血鬼、その息子の狼男(らしいです)おじいちゃんのドラキュラ、そしてなぜか普通の女の子の姪の5人をメインのコメディ作品。

当時大ヒットを飛ばしていたTV番組『アダムスファミリー』の二番煎じを狙って作られたみたいですよ♪しかし制作が元祖ホラー映画ユニバーサル。キャラクター造形などがしっかりしてる……気がします♪

日本でもフジテレビで『マンスターズ』のタイトルで放映されていたみたいです。

そしてそのもくろみは見事当たったみたいで、1965年のゴールデングローブ賞最優秀テレビシリーズ賞にノミネートまでされたんだとか。

そんな人気を博した番組でしたが、裏番組に『バットマン』が1966年にスタートすると、ガッツリ視聴率を持ってかれまして、残念ながら打ち切りになってしまったとの事です。

で、今回紹介する映画はこのTVシリーズ終了直後から制作されたそうで、キャストもほぼ同じらしいです。ちなみに日本では劇場にはかからず、TV放映されたみたいですね。

もちろんキャストのほとんどが同じだけあって作品の雰囲気はとてもよく、でも映画という事もあって後半のレースシーンなどは、

「お金かかってる〜♪♪」

と言いたくなります。しかもかなりちゃんとしてました。

でもやっぱりTVドラマを観ている前提で作られた作品なので、最初はキャラクター構成とかが分からなくてちょっと困ります。

でも全体的にしょうもないコメディなので、全て許せるかと。

しかもおじいちゃんドラキュラは太陽こそヘッチャラですが、子供向け作品なのにトマトジュースではなく血を飲もうとするのは、個人的には好感度高し!でした。

そしてその作品、1995年にはリメイクされたそうで、日本でも『モンスター・ファミリー』というタイトルでビデオ販売されたらしいです。でもDVD化はされてないみたい。残念。

そしてさらに2022年にはロブ・ゾンビ監督によってリメイクされてNetflixで配信されて…日本ではされていないみたいですね。残念。

ちょっと日本で販売されているDVDに問題があるかも〜……

最近になって私は知った事なのでちょっと動揺しているのですが、日本で発売されたこのDVD、海賊版の可能性があるのだそうです。

どうやら販売されているこの会社さん、いくつもの作品の版権を取らずに販売しているという疑いがかけられています。

ただ、それが普通にAmazonで売られているという現状も私には理解できません。

それでちょっと調べてみると、『吸血の群れ』という作品がちゃんと権利を持っている会社からリリースされた際に、Amazonでの出荷が停止した事例があるみたいでした。

でも、それならもっと海賊版を販売しているメーカーを国が取り締まらないとダメですよねえっっ。

そんな訳でやっぱり海賊版を販売しているメーカーらしいので、

このブログからAmazonの販売ページへのリンクははらないでおきますねっっ。

残念だなあ。私、この会社のちょっとダメな感じも含めて好きだったのになあ〜……

序盤のあらすじ

アメリカに住むマンスター一家の元に、イギリス本家の当主からの遺言状が届きます。そこには全財産と爵位をハーマンに譲ると書いてあったのです。いきなり大金持ちになれると思ったマンスター一家は、大喜びでイギリスに向かう事に。

コメディらしくテクニカラーって言ってますね♪TVでは白黒でしたからね。

キャラクター&キャストなど

ハーマン・マンスター……フレッド・グウィン

ハーマン・マンスターは1815年にハイデルベルク大学でヴィクター・フランケンシュタイン博士によって作られた怪物です。

その後イギリスに渡ってマンスター家の養子になり、トランシルヴァニアリリー・ドラキュラと出会って結婚おじいちゃんのドラキュラ伯爵もいっしょにアメリカに移住したという設定らしいですよ。

そんなハーマンを演じたフレッド・グウィンさんは1926年生まれという事で第二次世界大戦でアメリカ海軍の潜水艦を駆逐する駆潜艇(くせんていって読むらしい)で無線技師として勤務してたらしいです。その後は水泳のインストラクターをやったり、歌手、漫画家(その出版社の社長にまでなったらしいです)、イラストレイターなど、多彩に活躍されたみたいです。

で俳優としては1952年のTVドラマでデビュー。その後80年前半まではほとんどTVドラマで活躍されています。それ以降は映画の出演へシフトされていますね。主な出演作として『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』『危険な情事』『ペット・セメタリー』など。

リリー・マンスター……イヴォンヌ・デ・カーロ

能天気な旦那ハーマンを支えるしっかり者(に見える)リリー・マンスター。TVシリーズではけっこう気性の激しいキャラクターだったらしいです。

お父さんがドラキュラという事で、彼女も当然吸血鬼です。が、なぜか狼男の兄がTVにはいるらしい。つーか息子もそっち系ですよね。

そしてこのTVドラマ『マンスターズ』のパイロット版では唯一登場しないキャラクターだそうで、別のキャラクターがハーマンの奥さんとして出演してたけどそのキャラクターが『アダムスファミリー』の奥さんに似すぎているという理由で彼女に変更されたそうな。

そんなリリーを演じたのはイヴォンヌ・デ・カーロ。1922年生まれで、俳優以外にも歌手、ダンサーとして活躍されていたそう。俳優としてのデビューは1941年の映画ですが、この時はエキストラ。その後もエキストラとして数作映画に出演し、翌1943年に初クレジット。それでも45年まではエキストラの仕事がほぼですねっっ。しかしその後は頭角を現したみたいで1949年の『裏切りの街角』ではヒロインを演じています。その後は完全にスター街道まっしぐらでして代表作は『十戒』らしいです。

他の主な出演作に『真昼の暴動』『極楽ホテル』『海賊船シー・デビル号の冒険』『復讐の拳銃』『ガイアナ人民寺院の悲劇』『オスカー』『モンスター・ファミリー』など。

おじいちゃん……アル・ルイス

おじいちゃんと明記されていますが、実はドラキュラ伯爵

トランシルヴァニアに娘のリリーと暮らしながら発明に明け暮れていたっぽいです。年齢は400歳くらいらしいですが自身の墓石に“1367年生まれ?”って書かれてあったり1558年生まれを公言してたりするらしいです。

ちなみにこのおじいちゃん、『マンスターズ』終了からだいぶ経った1987年から89年にかけて全7回放送された『Super Scary Saturday(超怖い土曜日)』というホラー映画番組のホストをしています。

おじいちゃんを演じたのはアル・ルイス。1923年生まれでして、娘のリリーを演じたイヴォンヌ・デ・カーロより年下でした(笑)♪

実は俳優になる前の経歴がよく分からなくて、サーカスのパフォーマーをしてたとかコロンビア大学で児童心理学の博士号を取得したけどそんな記録はないとかっっ。

そんなアル・ルイスさんの俳優デビューは1957年の映画のエキストラ。その後TVを中心にキャリアを伸ばし、転機になったのは1961年から1963年まで放送されたTVドラマ『Car 54, Where Are You?』のレギュラー出演。ちなみに主演はハーマン役のフレッド・グウィンさん。

その後もTV、映画などで活躍されましたが、一方で政治に関心があり、1998年にはニューヨーク州の知事選挙に立候補してたりしますっっ。

エディ・マンスター……ブッチ・パトリック

ハーマンとリリーの息子エディは怪物でもなければ吸血鬼でもない、なぜか狼男です。でも劇中ではその容姿からちょっといじめられていましたねっっ。

そのエディを演じたのはブッチ・パトリック。7歳で子役として1961年にTVドラマでデビュー。その後も子役として活躍、『マンスターズ』のこの役で有名になります。

その後も順調にキャリアを重ねますが1975年に一度引退しますが、1983年にEddie and the Monstersというバンドを結成、『What Ever Happened to Eddie?』という曲はちょっとヒットしたらしいです。

そして1991年からは俳優として復帰、現在でも活躍されています。

マリリン・マンスター……デビー・ワトソン

リリーの妹の娘のマリリン・マンスター。なぜか彼女だけどう見ても普通の人間です。

そして作中では家族以外の人たちからはとても魅力的に見えるし、とてもオシャレだったりするのですが、マンスター家の人達からは「センスがなくてかわいそう」と思われています。

そんなマリリンを演じたのはデビー・ワトソン。1964年『Karen』の主役でデビュー。翌65年のTVドラマ『Tammy』でも主役を演じ、この作品でマリリン役に抜擢されます。

ですがこの抜擢、オリジナルの『マンスターズ』でマリリン役を演じていたパット・プリーストから事務所のごり押しで交代したのが見え見えだったらしくて、ファンの間ではブーイングが起こったっぽいです。これはちょっとかわいそうな気がする。どっちも。

その後1967年に結婚、出産して育児のためか1969年から一度キャリアが止まっています。しかし1971年に離婚。その後ちょっとだけ俳優復帰しますがすぐに引退してしまいました。その後1973年に再婚して現在も幸せに暮らしているらしいです♪

※他にもユニバーサルホラーの『ドラキュラ』シリーズでドラキュラを演じたジョン・キャラダインが、まあまあ重要な役で登場してたりします♪

監督:アール・ベラミー

1917年生まれ。1940年から映画の助監督としてクレジットされています。1954年のTVドラマで監督として初クレジット。その後もTVドラマ、映画とかなりな数の作品を監督されています。

主な監督作として『The Lone Ranger』『大洪水』『新バニシングIN60”/スピードトラップ』『V2/ビジターの逆襲⑨対決/ウォー・ゲーム』など。

個人的な感想

センスが当然ながら古い!!です(笑)。

でもフランケンのハーマンのキャラやドラキュラおじいちゃんのやり取りなど、

全体的に優しい毒のない笑いで好感が持てるし、何か観れちゃうんですよね~♪

キャラクターが毒々しいはずなのに全体的にほんわかしてて、

お話の展開も、毒があるはずなのに全然感じないのは、この時代に作られた作品だからかもしれませんね。

けっして50歳過ぎもオッチャンが観て手放しで面白がる作品ではないのですが、

下手なZ級映画を観るくらいならこの作品の方がいいかも♪

ただ最初に書いたとおり、すべてのセンスが古いので、

つまらないと思う方も多いんじゃないでしょうかねっっ。

でも家族で鑑賞するにはちょうどいいくらいの作品かと思いました。

という訳で今回は『怪物家族大暴れ』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema

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