【吸血鬼映画】『セクター5[第5地区]』をザックリ解説!人間と吸血鬼がチームを結成!怪物化した吸血鬼を倒すのだ!

こんにちは、ヒッチです。

今回は2012年のTV映画『セクター5 [第5地区]』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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セクター5 [第5地区] True BloodthirstまたはVampyre Nation

監督:トドール・チャプカノフ
製作/脚本:ジェフリー・グリーン
共同脚本:ラファエル・ジョーダン

出演:ジョニー・ハーカー/アンドリュー・リー・ポッツ
   デリックス/ニール・ジャクソン
   ニコライ/ベン・ランバート
   セレステ/ハイダ・リード
   カチャ/クローディア・バソルス
   コバックス/ローク・クリッチロウ

2012年/アメリカTV映画/86分

※2025年3月現在、今作の配信は見つけれませんでした。またどこかで配信される可能性もありますので、その時はご了承くださいませ。

概要

2012年のアメリカのTV映画でSyfyというSF、ファンタジー、ホラーなどのジャンルものを専門で放送しているTVチャンネルで、2012年の7月14日に放送されたらしいです。

その後いろんな国でやはりTV放送されたようでして、日本でも2013年の1月13日にTV放送されたっぽい事を見つけたんですが、少し謎。で、今作DVDはその年の3月に発売されています♪ちなみにTV放送はテレビ東京『サタ⭐︎シネ』の枠で2015年11月1日に放送された記録は見つけました(笑)♪♪

それでアメリカで放送された時は『True Bloodthirst(真の血の渇望)』のタイトルでしたが、ヨーロッパで放送された時に何カ国で『Vampyre Nation(吸血鬼国家)』で放送されて、Amazonで検索するとこちらのタイトルのDVDでの販売しか出てきませんでした。でも『True Bloodthirst』でも通用するみたいです。よく分からん(笑)♪

↑が海外版DVDです。

それで内容がちょっと無理を感じる世界観でして、ブログのタイトルどおり、人間と吸血鬼が共存する近未来世界でお互い手を組んで新たに出現した突然変異吸血鬼を退治するというSFアクションモノ。

と書くとサイバーアクション的なモノを想像しそうですが、ぜーーんぜんSF感はありません(笑)。

そしてTV映画なので低予算な感じは否めません。CGとか2012年とはいえちょっとひどいかな〜って。アクションも微妙です。

でも超がつく低予算ではないのも事実でして、やっぱり編集が上手なのかサクサク物語が進行するので観やすいですし、吸血鬼作品なので当然血は出まくりですが、低予算なのとアクションが雑なおかげでホラーとかが苦手な方でも大丈夫かと。

評価

IMDb4.1/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…未評価
視聴者スコア…24%
映画データベース-allcinema3.0/10
Filmarks2.3/5
Amazon3.3/5

こんな感じ。とにかくよく見た意見が「TVドラマ『トゥルー・ブラッド』のパクリじゃん!」というもの。私はドラマの方未見ですのでなんとも言えないんですが、『トゥルー・ブラッド』を見ていない方も「他の映画の寄せ集めして劣化させた作品」などボロクソな言われ方されています。

一方で「スピーディーな展開で面白かった!」などの意見も。

あらすじ

人類と吸血鬼が共存する近未来。ブカレストの吸血鬼居住区 [第5地区]で、残虐な殺人事件が発生。捜査を開始したデリックスは、恐るべき事実を知る。闇取引されている汚染血液により、突然変異した凶暴な新種の吸血鬼が誕生、暴走していたのだ。デリックスは、吸血鬼ハンターのハーカー、ヴァンパイア一族のニコライとチームを結成。制御不能のモンスターを倒すため、 [第5地区]の深部へと潜入してゆく。

DVDのパッケージより引用

キャストなど

※MicrosoftのCopilotさんにお手伝いしてもらいました♪

ジョニー・ハーカー……アンドリュー・リー・ポッツ

1979年イギリス生まれ。妹のサラ・ジェーン・ポッツさんも女優をされていすそうです。というのも幼少期からスカラキッズ舞台学校で演劇を学んでいたのが大きいようで、その後も演劇を学び、16歳の頃には学校を中退して俳優の道に入っていったそうです。

1989年、10歳の時にTVの子役としてとしてデビューしており、その後もずっとお仕事をされている売れっ子さんでして、日本でも放送された『プライミーバル』のコナー・テンプル役は有名らしいです。また今作と同じSyfyで放送された『アリス』帽子屋を演じて印象を残したらしいですよ〜。

それ以外にも映画やTVドラマに出ずっぱりな方なんですけど、2012年には制作、監督、脚本、編集、出演とほぼ自分でこなした短編『Little Larry』を発表。その後も自身の監督作や制作といった裏方もこなしています。

現在日本で観れる主な作品として『ニュー・イヤーズ・デイ 約束の日』『ハイスピード・バトル』『ハイスピードレーサー』『アイス・ハザード』『TATARI タタリ/呪いの館』『ハングリー・アタック』『アフガン・サバイバー』『デス・トーキング 死の連鎖』など。

デリックス……ニール・ジャクソン

1976年イギリス生まれ。学校で演劇を学び、10代で国立ユース・シアターで演技をされていたそうです。同時期にボクシングも初めておりまして英国大学ボクシング選手権でライトミドル級で金メダルに輝いたそうです。

その後すぐに俳優になるかと思いきや、配信のなり方が分からなかったそうで、作家の新人賞にミュージカルを書いて応募するとそれが3位になり、ロンドンのプロデューサー達から注目されて、最終的にマイケル・アームストロングの演劇アカデミーに入学し、2002年に卒業したそうです。なんか才能の塊です!

その後舞台俳優としてデビューし、その年にはTVドラマのゲストでデビューされています。その後はTVドラマに出まくる一方で2004年映画『アレキサンダー』に出演、その後も『ブレイド』のTVドラマ版、近年では『アブセンシア ~FBIの疑心~』ジャック・バーン役でレギュラー出演されています。

また2007年からは脚本、2012年からは制作、2017年と18年には短編ですが映画監督もされて仕事の幅を広げています。

現在日本に観れる主な作品として『PUSH 光と闇の能力者』『マーウェン』など。その他TVドラマのゲストでめっちゃ出演してます♪

ニコライ……ベン・ランバート

1981年イギリス生まれ。2004年の短編映画で俳優デビュー。その後しばらくはあまり売れていなかったのか舞台を軸にしていたのか分かりませんが2012年まではほぼ映像の仕事をされていません。ただその後は主にTVで活躍されていまして、2014年からは監督、制作にも乗り出しています。

ただ日本で観れる作品が今作しかなさそうです。残念。

セレステ……ハイダ・リード

1988年アイスランド生まれ。18歳の時、アイスランドのモデル事務所に入るとインドに2年間モデルとして滞在したらしいです。その後ロンドンに移住して演劇を学び、2009年には女優デビューされています。

2010年に短編映画に出演、その後、今作に出演後2013年『刑事ジョー パリ犯罪捜査班』アデル役でレギュラー出演し、2015年のTVドラマ『風の勇士 ポルダーク』でもレギュラー出演、2021年のTVドラマ『FBI:インターナショナル』では主人公のジェイミー・ケレットを演じています。

現在日本で観れる他の作品にNetflix『氷がすべてを隔てても』があります。

カチャ……クローディア・バソルス

1979年スペイン生まれ。2006年のTVドラマのゲストでデビュー。翌年2007年にはTVドラマのレギュラーを1年されて、2008年、2010年、2012年とTVドラマのレギュラーをされている売れっ子さんです。

ただどのドラマも日本に入って来ていないようでして、日本で観れる主な作品は『サバイバル・フィールド』『ASSASSIN -アサシン-』『ゾンビ・リミット』くらいみたいです。残念。

コバックス……ローク・クリッチロウ

1963年カナダ生まれ。1990年の映画でデビュー。その後どちらかというとTVドラマで活躍されています。日本に入って来ている作品にも多く出演されていますが、『V』ポール・ケンドリック役、『プリティ・リトル・ライアーズ』トム・マリン役などチョイ役多し!

その他で日本で観れる出演作として『地球が燃えつきる日』『超時空戦記 レヴェレーター』『アザーズ -捕食者-』などがあります。

監督……トドール・チャプカノフ

1977年ブルガリア生まれ。2000年にクラスチョ・サラフォフ国立演劇映画芸術アカデミーでテレビ&映画監督の修士号を取得しました。その後、2001年から2018年にかけて、50本以上の映画で第一助監督や第二ユニット監督として活躍しました。

監督としてのキャリアは2007年に始まり、アクション映画『Boyka: Undisputed』や、ブルガリアの高評価テレビドラマ『Tree of Life』など、さまざまなジャンルの作品を手掛けています。また、2023年にはアクションスリラー映画『Black Lotus』を監督し、2024年にはセルビアのスポーツドラマ『Megdan: Between Water and Fire』が公開されました。

彼は映画やテレビシリーズだけでなく、コマーシャルやミュージックビデオの制作にも携わり、多岐にわたる才能を発揮しているそうです……が、ここまでCopilotさんに書いてもらったんですが、その代表作はどうも日本には来ていないようですねっっ。

それ以外で日本で現在観れる主な作品として『ウォー・オブ・ザ・ゴッド 勇者たちの神話』『ヴァナルガンド 解かれた封印』『TATSUMAKI -タツマキ-』『YOGAN -ヨウガン-』『S.W.A.T. vs デビル』『デッドロック 絶対王者ボイカ』など。

個人的な感想

まあまあでした(笑)。

というのも全く期待していなかったからというのが大きいと思います。だって最初のCGがめっちゃショボかったからさあ〜〜(笑)。

でもいざ物語が始まるとテンポのいいストーリー展開だったので「あ!これマトモな作品だった!」と考えを改めました(笑)。

でも評価でも書きましたけど、この作品、よく見る…どっかで見た事ある…というのは否めませんでしたね(笑)。

それが悪いとは全く思っていないんですけど、個人的にはタイトルのもなっているセクター5という設定に無理を最初から感じていましたので、その時点でちょっとな〜って感じでしたし、

チームなので登場人物が多く、個々のやり取りも86分という短さもあって書ききれていないのが持ったないのも感じたんですよね。

でも逆に書くとテンポがよく、よくあの短い時間にキレイにあれだけの事を無理を感じさせずにまとめたな!と感心もできます♪♪

あと、クライマックスに大きな出来事が起こるんですけど、その時のチームの反応が個人的には「?」でした。そして「?」のままお話が進むと主人公が「XXしたらいいじゃないか!」と言って思った方向に話は向かいましたが、それまでのみんなの行動はよく分かんなかったですねえ〜。

まあご都合主義的なシーンも何ヵ所も見れますし、ベタのオンパレードな気がしないでもないですが、でも低予算作品思えばとても観やすいと思いますし、吸血鬼のB級作品が観たいという人にはオススメしても良いかと思います。

という訳で今回は『セクター5 [第5地区]』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた~♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks

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