【吸血鬼映画】『マーダーランド』をザックリ解説!独特のアイデアなのに何故?何故そうなっちゃった!?

こんにちは、ヒッチです。

今回は2009年のビデオ映画『マーダーランド』についてザックリ書いていこうと思います。

今回はしっかりネタバレしますね~♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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マーダーランド LIFE BLOOD

監督/脚本/制作:ロン・カールソン

出演:ブルック/ソフィー・モンク
   レア/アンヤ・ラヒリ
   ヴィーナス/アンジェラ・リンドヴァル
   ダン/パトリック・レナ

2009年/アメリカ映画/85分

※2025年5月現在、今作の配信は見つけれませんでした。またどこかで配信される可能性もありますので、その時はご了承くださいませ。

概要

2009年のアメリカのビデオ映画。2009年の11月になぜかドイツでDVD販売されて、翌2010年4月にアメリカでDVD販売されたようです。

で、当初タイトルは『Pearblossom(梨の花)』でしたが、ライオンズゲートからこのDVD販売する時に『Life Blood』にタイトルが変更になったそうです。

でも私の持っているDVD本編には思いっきり『Pearblossom』って出てきますけど(笑)。

今作、監督/脚本/制作をしているのがロン・カールソンという人で、てっきり自主制作映画かと思いきや、この方ESPY賞というアメリカのアスリートのアカデミー賞のようなデッカい賞の制作に何年も携わってたり、TVのリアリティーショーの制作もやってたりする基本がTVの方で、その関係なのかすんごい映像はちゃんとしています

しかも主演のソフィー・モンクさんとアンヤ・ラヒリさんは2000年前後にアイドルとしてめっちゃ活動して女優に転身した方たちだそうですし、脇を固めている方々もそれなりにちゃんとした演者さん達のようです。

特殊効果のシーンもちゃんと撮影されていますし、血も出す時はしっかり出してますし、ちゃんとしています。

そしてこの作品の吸血鬼純粋なヒロインがもらう神からのギフトで、その力で悪人の血を吸って♪という一風変わった設定でして、他で私は観た事がたぶんありません♪

この設定をいかして映画後半が盛り上がれば……ねえ。

評価

IMDb3.8/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…未評価
視聴者スコア…10%
映画データベース-allcinema未評価
Filmarks2.0/5
Amazon1.0/5

総じて低い!低いのです!!ごくたま〜〜に褒めている方もいらっしゃいますが、ほぼほぼボロクソに叩かれています。ストーリー展開をボロクソ言う方もいれば、主人公たちの演技がヒドいと言う方もいて…まあ、そういう事ですねっっ。

あらすじ

1968年、レズビアンカップルのブルックとレアはニューイヤーパーティーを満喫していた。だが、気の短く血気盛んなブルックは絡んできた男性を惨殺してしまう。レアは後からきて状況を見て自首を勧めるも、ブルックは聞く耳を持たない。二人はその場を去り車を走らせるが、突如謎の光が彼らに近づき、創始者と名乗るヴィーナスが姿を現す。二人は悪を滅ぼすという使命を与えられ、40年の時を経て甦りを果たし、2009年新年に不死身の肉体を手に入れた。しかし粗悪なブルックは人間の血の味を知ると、美貌と肉体を盾に男達を次から次へと襲い始めるのだった!

DVDのジャケットより引用

このあらすじ、ところどころ違う(笑)。

レアは事件現場は見ていませんし、ヴィーナス(神様)は登場したらいきなりブルックを殺しちゃって、レアが「ブルックを生き返して!」と懇願しても「この人は純粋じゃないから生き返しません」と一度は突っぱね、レアがまた懇願したので仕方なくブルックを生き返えらせるという展開

その後生き返ったブルックは人に襲いまくるんですけど(笑)。

キャストなど

ブルック……ソフィー・モンク

1979年イギリス生まれ。2歳の頃にオーストラリアに家族で移住したそうで、子供の頃にはクラシックオペラを習ったみたいです。高校卒業後、ワーナーブラザーズ・ムービーワールドマリリン・モンローのモノマネ芸人としてキャリアをスタートさせています(笑)!意外だっっ!

その後1999年にオーディション番組に応募、マリリン・モンローのモノマネ番組で結成されたアイドルグループ“バルドー”のメンバーに。その番組は高視聴率をマークして2000年に“バルドー”はデビュー。シングル、アルバムともに1位を記録して一躍スターの仲間入りをはたしたそうです♪

その後2002年に“バルドー”が解散、同年ソロ活動開始、デビューシングルはチャート5位、デビューアルバムは35位をマーク。しかし2004年に俳優転向を考えていたソフィーさんは所属していたワーナーから離れ、同年TVドラマでマリリン・モンロー役で俳優デビューしたそうです。

2005年、俳優業に集中するためロサンゼルスに移住、その後すぐに若者の間で人気が出たらしいです。その後も映画、TVドラマで活躍する一方、バラエティ番組などにも多数出演されているよう。

さらに2017年オーストラリア版の『バチェロレッテ』“バチェロレッテ”として出演、運命の相手を見つけたそうですが、翌年関係は解消されちゃったみたいですね。やっぱり難しいですよね〜。現在でも俳優意外にTVの司会やパネラーとしても活躍されています。

ソフィーさんの現在日本で観れる主な出演作として『最‘愛’絶叫計画』『ヒルズ・ラン・レッド -殺人の記録-』『ブロンド・ボンバーガールズ』など。

レア……アンヤ・ラヒリ

1982年イギリス生まれ。14歳の頃にスカウトされてモデルとしてデビュー。いくつもの雑誌の表紙を飾ったらしいです。そんな中、ミュージックビデオのオーディションと思って受けたのが実はメンバーオーディションだったそうで、最初こそ乗り気ではなかったそうですが、考えを変えてガールズグループ“プレシャス”のメンバーに。

1999年に国際的なユーロビジョン・ソング・コンテストにイギリス代表として出場デビューシングルが12位にランクイン、その勢いでアルバムもリリース、そこから2曲シングルカットしています。しかし思ったよりも売れ行きが良くなく、もう1枚シングルをリリースするもトップ40にも入れなかった事でレコード会社から契約を切られ、プレシャスは解散になってしまったそう。

アンヤさんはその後モデルをしながら大学に入学、やはり雑誌の表紙など飾っていて売れっ子モデル健在。そして2003年にはTVドラマで俳優デビュー、その後はTV映画と活躍されています。

さらにバリーズ・ブートキャンプフィットネスインストラクターとして働いているそう。ロンドンのバリーズ・ブートキャンプに立ち上げから関わっているみたいで、行けば会えるのかもしれない♪

現在日本で観れる主な出演作として『デビルズ・ストーム』『ミネハハ 秘密の森の少女たち』『GOAL!3 STEP 3 ワールドカップの友情』など。

ヴィーナス(神)……アンジェラ・リンドヴァル

1979年アメリカ生まれ。14歳の時にスカウトされてモデルになったそうで、かなり数多くの雑誌の表紙を飾っているスーパーモデルさんだそうです。

俳優としてのデビューは2001年の映画『CQ』。その後も数えるほどしか出演されていないので、俳優というよりやはりモデルさんが本業のようですね。またリアリティ番組の司会をされていたり、自身の会社も立ち上げたりと幅広く活躍されています。

現在日本で観れる主な出演作として『キスキス,バンバン』など。

ダン……パトリック・レナ

1979年アメリカ生まれ。1992年のTVドラマでギリ子役エキストラでデビュー。その後大人になっても映画、TVドラマで出演作がずっと続いている何気にすごい人。B級ホラー作品からメジャー作品まで幅広く活躍されています。

現在日本で観れる主な出演作として『パンクス』『ビバリーヒルズ大学白書 ~タイムリミットはクリスマスイブ~』『殺人遊園地』『ラバランチュラ 全員出動!』『フィアー・インク』など。

監督/脚本……ロン・カールソン

この方、俳優として1994年にデビューされて、その後、概要にも書いたようにESPY賞に2002年から関わっています。その翌2003年に制作、脚本、監督を務めた15分の短編映画『I Am My Resume』を発表。その後はほぼ俳優業はしておらず、ESPY賞リアリティショーなどの制作をしながら映画を作るようになったようですね。2009年に長編初監督作『小人軍団VS着ぐるみ軍団 ~史上最低のクソ決戦~(監督)』を発表。今作が監督2作目にあたるようです。

現在日本で観れる主な作品に『アンナチュラル(脚本と出演)』があります。

個人的な感想(ネタバレします)

え〜……これは……なんでしょねえ〜〜っっ。

これ、最初は当たりか!?と思って胸をときめかしたんですけどねえ〜……

タイトルにも書きましたが、何故?何故そうなった?って感じなんですよね〜っっ。

神様が出てくるのも唐突過ぎて呆気にとられちゃったんですけど、

神様のギフトで吸血鬼になるって(笑)、普通に変でしょ(笑)!!なんで神のギフトで闇堕ちすんの(笑)!!

まあそれは良いとしても、そこからの展開として、普通に考えたら悪人退治に2人が行く正義の吸血鬼って話になるんだと思うんですけど……そうじゃなくて吸血鬼になった2人の戦い(田舎のコンビニで)って何それ?

たぶんですけど、タランティーノ監督とかロドリゲス監督とかの『フロム・ダスク・ティル・ドーン』とか『グラインドハウス』みたいなものを作りたかったのかな?って思いました。

でもそれをするんだったらあの神様はさあ〜(笑)。

だったらこんな神様出さなくて、最初からコンビニで立て篭もる吸血鬼の話にすればよかったのにねえ〜っって思いました(笑)。

それにコンビニに入った理由が太陽の日から逃げるためなんですが、それまで載っていた車(オッサンから奪った車)、後ろにトレーラーハウス繋げてるんですよね(笑)。何故そこに入らないの?と観た人全員思うハズ(笑)!!

他にも気になるシーンてんこ盛りでして、この脚本はもう…ヒドいですよね(笑)。

最後はなんかいい感じなシーンで終わらせていますけど、メチャクチャでした(笑)。

そもそも何故40年間寝てたのかも分かんないし(笑)。

内容自体はZ級に値すると思います。

ただ、主演2人やコンビニのダン役の人とか、叩かれているほど演技がヒドいとは思いませんでしたし、なんだかんだ最後までツッコミながらも観れちゃったんで、まあZ級でもないのかもしれないって思ってます♪♪

いや、むしろZなのか?

そんな感じなので、お色気程度で美女が観たい!という人か、Z級に挑戦したい!という人くらいにはおすすめしてもいいかもしれません♪

という訳で今回は『マーダーランド』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes

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