
こんにちは、ヒッチです。
今回は2008年のビデオ映画『エッジ・オブ・ダークネス』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もちょっとだけネタバレありの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
エッジ・オブ・ダークネス Edges of Darkness
監督/脚本:ジェイソン・ホートン/ブレイン・ケージ
出演:スタン/アロンゾ・ジョーンズ
ステリー/シャミカ・アン・フランクリン
ナタリー/アンネマリー・パッツォミノ
ヘザー/ミッシェル・ローズ
シャミカ/ケリー・マレー
ディーン/ジェイ・コステロ
ディナ/アリーシャ・ギャディス
2008年/アメリカ映画/86分
※2025年4月現在、今作の配信は見つけれませんでした。またどこかで配信される可能性もありますので、その時はご了承くださいませ。
※ただし!今作の監督/脚本を手がけているジェイソン・ホートンさんがご自身のYouTubeで今作をフル配信なさっていました!日本語字幕が出来ませんがっっ、それでもよければぜひ♪♪
ジェイソン・ホートンさんのYouTubeの『エッジ・オブ・ダークネス』
概要
2008年のアメリカのビデオ映画。2008年の9月にアメリカでDVD販売がスタートし、2009年の5月1日にはイギリスでTV放送されたそう(笑)。そして同年6月には日本でもDVD販売がスタートしています。
こんな本作、最初から低予算作品のDVD販売作品なので予算がかけれない事もあり、実は司祭さん50人集まってなんかするシーンがあったらしいけど、無理だと諦めたらしいです。残念。
しかし低予算とナメられらい為に、オープニングのゾンビの大軍はかなり頑張っていると思います。内臓出まくりでスプラッタが苦手な人はこのオープニングで挫折するかも!ただそれ以降はそれほどではありませんので、グロいのが苦手だけど観たい人はなんとか乗り切って下さい(笑)。
お話は女戦士と助けた親子の話、お腹の空いた黒人カップル、もう世界は終わりなのに小説を書く事で頭がいっぱいな小説家とその妻の話3つが同時進行で行われていきます。
当然それぞれにドラマがあるんですが、一つは反キリストの話だったり、一つは吸血鬼の話だったり、一つはパソコンの暴走の話だったりと、ゾンビとは別のところで大変な事になっていくという意味不明展開です(笑)♪
画質が独特で、妙にザラついていて、世紀末感が出ていていい感じです。でも全体的にはZ級映画の域を越えていないので、観る時には覚悟を決めましょう♪♪
ちなみに原題の『Edges of Darkness』は“暗闇の境界”とか“闇の果て”みたいな意味みたいです。まあ…
これが海外版のジャケットです。これは日本の方がカッコいい気がしますね♪
評価
IMDb | 3.0/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…未評価 視聴者スコア…6% |
映画データベース-allcinema | 未評価 |
Filmarks | 1.6/5 |
Amazon | 3.6/5 |
え〜…軒並み低いです(笑)。とにかく「時間の無駄だった」という意見が多いですし、どこもボロクソに書かれています(笑)。

あらすじ
ゾンビの増殖で廃墟と化した街で僅かに生き残った人々。黒人の母子シャミカとマーカスを救出し、隠れ家に匿う美女へザー。妻ディナと家に籠もり、パソコンで世界終末の物語を書く作家ディーン。そして吸血鬼として生きるスタンとステリーのカップル。そんな彼らの前に想像もしない敵が出現!ディーンがパソコンに取り付けた強力プロセッサは動物の生命力を吸収してモンスターに成長。スタンとステリーが拉致した若い娘ナタリーは、生き血を吸われることで生気を得る逆吸血鬼。そしてヘザーが救ったマーカスにも恐ろしい秘密があった…!
Amazonより引用

キャストなど
スタン……アロンゾ・ジョーンズ
1970年アメリカ生まれ。1994年の映画『ショーシャンクの空に』の囚人役のエキストラで俳優のお仕事を一度経験。本格的に俳優業を始めたのは2002年のTVドラマのゲストのようですね。
その後しばらくはエキストラの仕事が多いんですけど、2007年に脚本、監督、出演と3役をこなした『Eli’s Liquor Store』を発表。その後も監督、脚本、そして2009年からは制作、もちろん俳優とマルチに活躍されています。
ただ、日本で観れる関わった作品が今作しかなさそう。残念!
ステリー……シャミカ・アン・フランクリン
2006年のビデオ映画でデビュー。その後数本の作品に出演後、TVドラマ『Ladies Small Group』にレギュラー出演。しかしここでキャリアが止まっているみたいです。どうされましたかねえっっ。
ナタリー……アンネマリー・パッツォミノ
1984年アメリカ生まれ。2006年の短編でデビュー。その後TV、映画とキャリアを重ねて2008年のTVドラマ『Sorority Forever』ではレギュラー出演されています。その後もTVドラマ、映画と出演し続けていましたが、2017年のTV映画を最後にキャリアが止まっています。どうされましたかねえっっ。
現在日本で観れる主な作品として『アーミー・ドッグ』があります。

ヘザー……ミッシェル・ローズ
2008年の今作がデビュー作。この後もTV、映画、短編などでキャリアを積んでいますが、2009年から初めたスタントのお仕事も好調のようでして、マーベル作品や『レッド・ワン』などでもスタントとして活躍されています。
その関係でTVドラマ『ロキ』でチョイ役をやってたりするらしいですが、日本でしっかり観れる作品は今作しかなさそうです。
シャミカ……ケリー・マレー
この方、今作しか出演作がない……え〜…っと素人さんには見えなかったんですけどねえ…。

ディーン……ジェイ・コステロ
1980年アメリカ生まれ。2002年のTVドラマでデビュー。その後TV、映画とキャリアを重ねています。2009年からは制作のお仕事も始めていまして、2011年には共同ですが脚本をされ、2019年には単独で短編ですが脚本の作品がありますね。
ただこの方も今作には日本で観れる作品はなさそうです。
ディナ……アリーシャ・ギャディス
この方、女優さんというより歌手として成功されていますね(笑)。デビューは女優として2005年の映画でされていますが、それ以降はほぼTVドラマのゲストでキャリアを重ねております。
転機は2010年に旦那さんのラッキーさんとラッキー・ディアス・アンド・ザ・ファミリー・ジャム・バンドを結成、デビューしたあたりから。2013年に放送した『Lishy Lou and Lucky Too』という夫婦共演したTV番組(制作もやってます)はエミー賞を獲り、その年に発売されたアルバム『¡Fantastico!』はその年のラテン・グラミー賞最優秀ラテン子供向けアルバムを受賞したそうです。
その後もコンスタントにアルバムをリリースし、ラテン・グラミー賞を受賞したりノミネートされたりとスゴいですね♪
また2012年にはTVドラマの監督を3話したり、2018年からは脚本にも挑戦されています。
ただ、俳優として日本で観れる作品はTVドラマ『ロー&オーダー』などのゲストはありますが、しっかり観れるのは今作だけのようですねっっ。残念。

監督/脚本:ジェイソン・ホートン
2005年の『Rise of the Undead』でシャノン・ハベルさんと制作、脚本、監督、編集、出演などかなりのお仕事をされて世に出てきた方みたいですね。その後もインディペンデント映画を制作、脚本、監督、編集、出演などですんごい数の作品に携わっています。
近年ではYouTubeで映画制作の裏側などを公開しているそうですよ〜♪
しかしめっちゃ多作な方なのに、日本に来ている関連作品は今作と『レジェンド・オブ・サンドマン 死の砂漠の謎』くらいしか見つけられませんでした。きっとまだある気がします(笑)♪♪
監督/脚本:ブレイン・ケージ
この方もジェイソン・ホートンさん監督デビュー作『Rise of the Undead』でゾンビ役で出演している他、照明やカメラ、プロダクションデザイナーで発売クレジットされた方。
その後も低予算作品に裏方や配信として参加されて、今作で初監督デビュー。しかし2012年で全ての活動が終わっています。たぶん足を洗っていますね。
そして彼の関連作品で日本に入って来ているのは今作のみです。

個人的な感想(ちょっとネタバレします)
これですねえ〜……
面白くはなかったです(笑)。
最初、ゾンビ達がけっこうなグロい感じで人を襲って内臓を食べているシーンは、
あれ?お金かかっる映画だった?
と思ったのですが、時間が経過するにつれて、なんかつまんないかも……となっていきました。3つのお話がそれぞれ進んでいくんですけど、どれも面白くないし、テンポが悪い…というか展開が遅かったですねえ〜っっ。
それでも中盤過ぎたあたりからそれぞれお話が動くので観れなくはなかったですけど、3つとも訳分からん…というか…ゾンビいらなくない?
なんか3つとも、ゾンビなしでも成立出来ちゃうお話だと思ったのは気のせいなんですかねえ?まあ子供の話はゾンビいてもいいか…とは思うけど、小説家の話はむしろゾンビなしの方が良かったでしょ(笑)!!
しかも今作でしか観た事のない逆転吸血鬼っていうのが現れてるんですけど、正直意味わからんかったです(笑)。
吸血鬼もほぼ普通の人なのはいいんですけど、血を飲む以外、普通すぎてなぜあの2人を吸血鬼設定にしたのかもよく分かんなかったです(笑)。
しかもその3つのお話、最後まで接点なく終わってしまったので、これだったらオムニパスで3本流した方が良かったと思いました。
それでもあの独特の画質はいい味出していましたし、特殊効果もお金がないなりに頑張ってた感があります♪特にパソコンのは手作り感があって私は好きです♪
まあしかしZ級なのは間違いありませんので、そういったZ級映画を制覇したい人か、ゾンビ映画を制覇したい人にはおすすめしてもいいかもしれません♪
という訳で今回は『エッジ・オブ・ダークネス』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes
※MicrosoftのCopilotさんにもお手伝いしてもらいました♪