
こんにちは、ヒッチです。
今回は2009年の映画『SUCK サック/ヴァンパイア・サック』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もなるべくネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
SUCK サック/ヴァンパイア・サック SUCK
監督/脚本:ロブ・ステファニューク
出演:ジョーイ/ロブ・ステファニューク
ジェニファー/ジェシカ・パレ
タイラー/ポール・アンソニー
サム/マイク・ロベル
ヒューゴ/クリス・ラッツ
エディ・ヴァン・ヘルシング/マルコム・マクダウェル
2009年/カナダ映画/91分
配信状況
※2025年5月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。
リンク | Amazon prime 初回は30日間無料 600円(税込)。 この安さで観れる作品数の多い事♪ |
ビデックス | ビデックス 無料登録後に観たい動画をレンタルする方式。コミックスも扱っていますね。 今作は標準画質1週間330円、高画質1週間440円でレンタル可能となっています。 |
概要
2009年のカナダ映画。カナダ本国では2009年の9月にトロント国際映画祭で初上映していますが、日本に来たのはちょっと遅れまして、2011年2月5日に劇場公開されたようです。
で、その時のサイトがまだ残ってましたので、ここにリンクはっときますね〜♪
『SUCK サック/ヴァンパイア・サック』のオフィシャルサイトはこちら♪♪
作品としては売れないロックバンドの紅一点が吸血鬼になって様変わりした事により人気に火がついて〜…というコメディですが、今作、主演/監督/脚本を務めたロブ・ステファニュークさんの経歴を見るとホントにバンドをしていた方だと思われまして、その手のドラマから出てきた方。
今作はそんなロブ監督のロック愛がたぶん炸裂しているようで、ゲスト参加したミュージシャンもスゴいです♪という訳でザックリ一覧♪
- アリス・クーパー……バーテンダー
- イギー・ポップ……ヴィクター
- モービー……ビーフ
- ヘンリー・ロギング……ロッキン・ロジャー
- バーバラ・ママボロ……ダニエル
- アレックス・ライフソン……国境警備隊
- キャロル・ポープ……クラブの用心棒
- ディミトリー・コーツ……クイーニー
だいたいこんな感じ。ゲストと言ってもアリス・クーパーとイギー・ポップ、ディミトリー・コーツはけっこう重要な役で出演されています♪それに伴って…ない場合もありますけど、洋楽通は思わずニヤリとする小ネタが満載のようです♪
と、書くと洋楽通以外に方には敷居が高い作品と思われちゃうかもですが全然そんな事はなく、普通にコメディとして笑えます♪
とにかくコメディに振っている作品なので、人が死んでいてもギャグとして扱われています(笑)。そんな訳で血の量もまあまあすごいかと思われますが、たぶんホラーが苦手な方でも大丈夫な作り♪

こんな豪華ゲストを招いて作られた今作、実は低予算なんだそうでして、その実情が分かっていたアリス・クーパーは今作の衣装の大半を提供したらしいですっっ!なんていい人!!
さらにベッドに横になったジョーイの上をジェニファーがユラユラ揺れながら歌を歌っている幻想的なシーンがあるんですけど、これはベッドや電気スタンドを壁にくっつけ(セットが90度傾けた状態)、そこにジョーイが寝ているふうに立ち、その横でジェニファーがユラユラ揺れて撮影したとの事です♪
また、マルコム・マクダウェル演じるヘルシングが若い頃を回想するシーンですが、CG技術とかではなくマルコム・マクダウェル主演の1973年『オー!ラッキーマン』のシーンを編集で使っているこのコトです♪このシーン正直ビックリした(笑)!!
そして今作の出演者たちによるバンド、ザ・ウィナーズの曲が大半を占めるオリジナル・サウンドトラックも発売されていました。しかし現在Amazonでは取り扱っていないのか探したけど見つからずっっ。辛うじてiTunesで見つけましたので、リンク貼っておきますね〜。

賞歴
今作、数は少ないですが、各映画祭で1つの受賞と3つのノミネートという成績を残しています(IMDb調べ)。
- 2010年カルガリー・アンダーグラウンド映画祭
最優秀作品賞受賞 - 2010年カナディアン・コメディ賞
映画部門女性最優秀演技賞ノミネート/ジェシカ・パレ - 2010年カナダ監督組合クラフト賞
長編映画音響編集部門優秀賞ノミネート - 2011年ファンゴリアチェーンソーアワード
助演女優賞ノミネート/ジェシカ・パレ
評価
IMDb | 6.0/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…44% 視聴者スコア…53% |
映画データベース-allcinema | 3.0/10 |
Filmarks | 3.0/5 |
Amazon | 4.3/5 |
こんな感じ。だいたい中くらいですね。サイトによって評価が違いまして、傑作とまでは言わないけれど楽しめた。という意見からイマイチだったという意見までけっこうバラバラでした。

あらすじ
鳴かず飛ばずのカナダのインディーズバンド「ウィナーズ」。マンネリ化したいつものライブ後、ベース担当のジェニファーはとうとうバンドに愛想を尽かし、薄気味悪い男と一緒に消えてしまった。翌日、姿を現した彼女はまるで別人!?のように様子が変わっていた。目の色や外見だけでなく、メンバーも驚くほどの演奏力や魔力的なカリスマ性を備えて。なんとジェニファーは一晩でヴァンパイアになっていた!! メンバーは困惑するものの、ジェニファーが放つ妖艶な魅力でバンドは人気急上昇。カナダを越えてアメリカツアーも大成功。もっともっとBIGになるためには俺たちもヴァンパイアになるしかない!とメンバーは次々とヴァンパイアに。しかし、ヴァンパイア・ハンターのエディ・ヴァン・ヘルシングが彼らを追いかけていた・・・。

キャストなど
監督/脚本/主演:ジョーイ……ロブ・ステファニューク
1971年カナダ生まれ。1991年TVドラマのゲストで俳優デビュー。90年代はTVを中心に俳優として活躍されています。
1996年の映画に脚本家として初クレジット。2003年に短編映画を脚本、監督、編集をこなして発表。翌2004年に初長編映画『Phil the Alien』を監督、脚本、主演で発表。この作品もロックが絡んでいますね(笑)。
そして今作が長編2作目、その後はTVドラマの監督や脚本をメインにされていまして、長編映画は2010年のTV映画と2015年の映画だけのようです。そして2020年の短編映画を最後に目立った活動をされていないようなので、ガンバってほしいですねっっ。
日本に入ってきている関連作も今作のみのようです。

ジェニファー……ジェシカ・パレ
1980年カナダ生まれ。大学の元学部長のお父さんと会議通訳のお母さんの間に生まれ、育ったノートルダム・ド・グラースという街が多言語圏だったそうで、ジェシカさんは英語とフランス語を話せるそうです♪いい環境♪また(よく分からないのですが)お父さんは劇団の俳優兼演劇教師、お母さんもアマチュアで演劇をしていたそうで、その影響で演技に興味を持ったらしいですよ〜♪
1990年のTVドラマに子役で一度出演した後、舞台女優として10代の頃にはデビューしたそうで、メディアでの登場は1999年の映画。2000年の『しあわせの選択』で主演しスターの仲間入りを果たしたみたいですね。
2004年『ホワイト・ライズ』でハリウッドデビューもしてまして、国際的にも有名になったみたいです。その後もずっと売れ続けていまして、TVドラマ『MAD MEN マッドメン』メーガン・ドレイパー役、『SEAL Team/シール・チーム』マンディ・エリス役で日本でも知ってる人は知っていそうですね♪
現在観れるほかの出演作として『ワケあり家族のハッピー!?ウェディング』など。

タイラー……ポール・アンソニー
1975年カナダ生まれ。1994年のTVドラマでデビュー。その後ほぼTVでキャリアを積んでいまして、初の長編映画出演は『ブレイド3』みたいです♪2006年くらいから映画の出演が増えていますが、TVドラマにも出演をされていおり、けっこう忙しそうです♪
現在日本で観れる主な出演作として『カタストロフ』など。
サム……マイク・ロベル
1984年カナダ生まれ。9歳の頃からドラムをやっていたそうで、10代の頃はバンド活動をしていたそうです。学校卒業後に俳優の道を目指し、2003年の映画で俳優デビュー。その後TV、映画とキャリアを重ねておりまして、2001年スタートの長寿ドラマ『Degrassi: The Next Generation』では2003年から2010年まで出演していたそうです。
またバンドを組んでツアーに出たり、2011年からは編集、2018年からは監督にも挑戦しており、俳優以外の活動も活発にされています。
ただ日本にはあまり縁はないようで、現在日本で観れる作品は今作くらいみたいですっっ。残念っっ。
ヒューゴ……クリス・ラッツ
2004年のTVドラマのゲストでデビュー。その後もTV、映画で活躍されています。TVドラマのレギュラーをちょいちょいやってまして、2014年『24 Hour Rental』や2018年『Deep Six』などに出演されています。
現在日本で観れる作品に『ディープ・スペース』があります。

エディ・ヴァン・ヘルシング……マルコム・マクダウェル
1943年イギリス生まれ。今でいうビジネスホテル経営のお母さんとパブ経営のお父さんの間に生まれましたが、お父さんのパブが倒産した関係でマルコムさんはロンドン音楽演劇アカデミーに通いながらいろんなお仕事に就いていたそうです。
卒業後、1964年にTVドラマでデビュー。その後もしばらくはTVドラマでキャリアを積んでいまして、1967年にはTVドラマのレギュラー出演もされています。1968年『if もしも‥‥』の成功でスターの仲間入り。この作品を観たキューブリック監督がマルコムさんの演技を観て1971年『時計じかけのオレンジ』の主役に抜擢。これが世界的な成功につながります。その後も『タイム・アフター・タイム』『カリギュラ』『ブルーサンダー』などヒット作に出演されています。
その間は映画中心にキャリアを伸ばしていましたが、90年代後半くらいからTVドラマにもレギュラー出演をまたされていまして、2025年現在までTV、映画とめっちゃ出演されています。
また1973年の『オー!ラッキーマン』では原案と制作にも参加しておりまして、その後もちょくちょく制作にも参加してたりします♪
現在日本で観れる主な出演作として『ローヤル・フラッシュ』『スカイエース』『キャット・ピープル』『クラス・オブ・1999』『MOON44』『ジェネレーションズ/STAR TREK』『ジャック・ザ・リッパー』『ガーデン』『ギャングスター・ナンバー1』『炎の少女チャーリー:REBORN』『バレエ・カンパニー』『ヴェネツィア・コード』『レディ・トランスボーダー』『ハロウィン』『ココ・シャネル』『ドゥームズデイ』『ハロウィン II』『リーガル・バディーズ フランクリン&バッシュ』『アンチヴァイラル』『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』『ライオンハート 獅子王リチャードと呪われた城』『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』『デッドハング』『ロジャー・コーマン デス・レース 2050』『レイン・イン・ブラッド』『トゥルース・シーカーズ -俺たち、パラノーマル解決隊-』『ムービング・オン 2人の殺人計画!?』など。多い!
メジャー作品から珍作まで出演していまして『北斗の拳』にも出演してたそう(笑)♪覚えてないです♪
個人的な感想
ずいぶん前からDVDを持ってたんですけど、今回ようやく鑑賞しました(笑)。
感想としましては…
まあまあ面白かったです♪
なんでまあまあと書いたかと言うと、こういう映画なのはなんとなく分かってはいたんですけど、歌が私的には多すぎて……
ミュージカルレベルで歌が多かったんでっっ。つーかミュージカルなんですかね?この作品?
なので慣れるまでの序盤がちょっとしんどかったでくかねえ〜〜っっ。
ジェニファーが吸血鬼になって、やらかした辺りからどんどん面白くはなりましたし、
まあまあな有名人が悲惨な目に会うわりにコメディになってて笑いどころに変えているのは楽しかったです。
でも一番個人的に面白かったのは、ヒューゴというキャラクターですかね♪♪
正直、彼がいなかったら相当面白くなくなってた気がします。いい役者さんですね♪♪
クライマックスでもいい味出してました♪♪
ただ、お話的にはもうちょっとぶっ飛んじゃってよかった気がしましたけどねえ〜〜っっ。
面白かったんですけど、気持ち足りない感じが……
でも時間が進むにつれてバンドメンバーが楽しくなってきたし、お話がポンポン進みますので、比較的観やすい作品ありがとうだとは思います。
なので、ロック好きな方や、ホラーコメディが好きな方にはおすすめしてもいいかと♪♪
と言うわけで今回は『SUCK サック/ヴァンパイア・サック』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes
※2025年5月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。
リンク | Amazon prime 初回は30日間無料 600円(税込)。 この安さで観れる作品数の多い事♪ |
ビデックス | ビデックス 無料登録後に観たい動画をレンタルする方式。コミックスも扱っていますね。 今作は標準画質1週間330円、高画質1週間440円でレンタル可能となっています。 |