
こんにちは、ヒッチです。
今回は2004年の作品『ヴァンパイアvsゾンビ』についてザックリ書いていこうと思います。
今回は、ネタバレ……しますねえ(笑)。
ヴァンパイアvsゾンビ Vampires vs. Zombies
監督/脚本:ビンス・ダマート
出演:ジェナ/ボニー・ジルー
カミラ/マリタナ・カールソン
ジュリア/ブリンク・スティーブンス
トラビス/C・S・マンロー
2004年/アメリカ映画/85分
概要
2004に製作されたどう見ても低予算映画。原題も『Vampires vs. Zombies』というタイトルで、パッケージも白黒なだけでほぼ同じです。そしてこんなタイトルですが、あの吸血鬼小説『カーミラ』を下敷きにしたストーリーだったり、でもロードムービー主体で、なぜか冒頭からゾンビがでてきたりします。そして実は難解?な展開だったりします。こんな野心的な作品、アメリカの英語批評サイトIMDbでは星10点中、1.6点という中々見ない点数を獲得しています♪まあ、そんな作品です♪
あ、ちなみにアラサイムから発売になってたみたいです。
序盤のあらすじ
ジェナは睡眠中、足元から女性の吸血鬼に襲われる夢を見る。驚いて起きるジェナ。そこはドライブ中の助手席で、父のトラビスとある目的地へ向かう最中だった。そんな中、意味なくゾンビを1匹車で轢いた後、無理矢理車を止めに入った女性から、娘のカミラを預かる事になり、3人で目的地へ向かうのだった。
キャストなど
主人公のジェナを演じたのは、ボニー・ジルー。2000年にTVドラマでデビュー。その後、数作の数本のビデオ作品などに出演されましたが、2006年の作品を最後にキャリアが途絶えているっぽいんで、引退されたのかな〜……。でもこの作品の次の作品がビデオ作品とはいえ『ハムレット』で、あの悲劇の女性オフィーリアを演じてたりするんですけどねえ。
一緒に車に乗る事になるカミラ役はマリタナ・カールソン。1996年に俳優デビュー。しかしこの方演者以外に、歌手、ダンサー、モデルなどもこなし、プロデューサーなどの裏方の仕事もこなすようになり、2019年には制作会社を立ち上げちゃったそうですよ。とてもやり手な方!!
ジェナのお父さん、トラビスを演じたのはC・S・マンロー。この方、2001年にビデオ映画デビュー。しかし2011年を最後にキャリアが途絶えているし、その10年間でも5本の作品しか出演されていないトコを見ると、俳優が副業で、ほかに何か仕事をされている方なのかな?って勝手に推測してしまいました。
この作品の監督と脚本、編集を務めたのはビンス・ダマート。この方、2001年にホラー映画(ビデオ作品)でデビューし、この作品が長編2本目だそうです。で、現在までに15本を監督されていますが、同時に脚本もされており、ついでに書くと、そのかなりの作品の製作総指揮も担当されています。ようは全部自分でやりたい方ですね。そんな15本の作品は評判の良い作品もあれば、ボロカスな作品もあるようです。今回の作品は、まあボロカスでしたねえ♪

個人的な感想
この作品、もうタイトルからしてZ級なのは間違いないと思いながら見始めたんですが、開始1分で、
「こりゃダメそうだ♪」
と、思わせてくれます。
そしてその後も、思わせぶりな登場人物が出てきたと思うと、特にその後登場するでもなく、
トントン進んでいきます。そして急に今までとあまりにも違うシーンが流れて、
自分は今、見損ねたか?
と、不安にさせてくれます。しかしたぶん見逃してる訳ではなく、
この作品特有の編集で、観ている私をどんどん置いていきながら話は進んでいき、
最後に至っては、
「?」
と、なりました。
そうなんです。私、この作品、意味が分かっていないのです。
低予算ながら、この作品、原作としている『カーミラ』を意識した内容になっており、
ちょっとだけそこは「おお〜⁉︎」となるんですが、
脚本が難解を通り越してたぶん破綻しているんだと思います。
じゃなければ、大事なシーンが抜けているのか。
とにかく本当に途中から意味が分からない。ラストに至っては本当に分からない。
そしてタイトルの『ヴァンパイアvsゾンビ』ですが、
戦ったっけ?
ってなります。もう観ているこちらは、
「いつ戦う?どういう状況で戦うの?そもそも何で吸血鬼とゾンビが戦うの?」
と、当然思いながら観るんですが、
最後まで戦っていない!!
なんでこのタイトルにした?
(ちなみにフランスでは『レズビアンヴァンパイア、カーミラ』となってました)
そもそもこの作品に、ゾンビいるか?
と、本当に観終わった後、考えてしまいました。
低予算ながらスプラッターシーンはそれなりにあって、そういう意味ではがんばっているのかもしれません。
でもなあ〜……さすがに内容に噛み合ってないというかねえ。
せめてもう少し内容を単純にして、ヴァンパイアとゾンビが戦ったらよかったのにって思います。
でもタイトルからしてZ級と分かって観る人がほとんどでしょうから、
そういう作品が好きな方にはお勧めできるかな?
普通のクオリティの映画が観たい人には間違ってもお勧め出来ませんけど♪
あ、ついでに書くと、レズシーンがチョイチョイあってなんか急に脱いだりしてるんですが、
それもお約束なんでしょうけど、いらない気がする〜。
と、いう訳で今回は『ヴァンパイアvsゾンビ』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema
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