
こんにちは、ヒッチです。
今回は2006年の映画『UNDERWORLD ラスト・セクト』についてザックリ書いていこうと思います。
なるべくネタバレなしで書こうと思います。
その前に『アンダーワールド』とそのジャケット詐欺作品をまとめた記事を作りましたので、よかったら見てやってくださいませ♪
アンダーワールドシリーズとアンダーワールドジャケット詐欺作品、ザックリまとめました。
UNDERWORLD ラスト・セクト The Last Sect
監督 : ジョナサン・デュエック
脚本:デヴィッド・ロブソン
出演:ヴァン・ヘルシング/デヴィッド・キャラダイン
シドニー/ナタリー・ブラウン
アナ:デボラ・オデル
カルポフ:ジュリアン・リッチングス
サム:セバスチャン・ロバーツ
ジェス:メーガン・ファーレンボック
2006年/カナダ映画/89分
概要
2006年のカナダ映画。アルバトロス制作という事で、低予算の匂いがプンプンすると思いきや、主役に名優デビッド・キャラダインを迎えてなんか昔ながらのじっくり描くホラー映画の雰囲気が味わえます(内容は別♪)。
内容はヴァン・ヘルシングのヴァンパイア退治とレズビアン的なヴァンパイアに翻弄されていくヒロイン、シドニーの話ですが、なぜか日本で発売の際に『アンダーワールド』のジャケットそっくりにされて、タイトルも『The Last Sect(最後のセクション)』なのが『UNDERWORLD ラスト・セクト』と、完全にパクリ作品の烙印を押されてしまいました。
そのせいで日本ではレンタルで借りた人の怒りをめっちゃ買ってしまった悲しい作品。じゃあパクリ作品にしなかったらみんな借りて観たのか?そして観た人は満足できる作品だったのか?と言われるとそれもねえ〜……と考えしまう作品♪♪
あ、ドイツでは2007年にDVD販売されたのに、なぜか2012年に『ヴァン・ヘルシングⅡ』というタイトルで劇場公開されたそうです。
序盤のあらすじ
女性記者のシドニーは同僚のカメラマン、サムが見つけたウェブサイト“ヴァンパイア・ウェブ”で縛られた男性が女性ヴァンパイア達に血を吸われる映像を見させられる。嫌悪感でいっぱいのシドニー。一方ヴァン・ヘルシングの元に弟子?のトーンが「見つけました」と見せた映像も同じ“ヴァンパイア・ウェブ”の映像だった。
キャストなど
主演のヴァン・ヘルシングを演じたのは名優デヴィッド・キャラダイン。お父さんがユニバーサルホラーの『フランケンシュタインの館』『ドラキュラとせむし女』の2作でドラキュラを演じたジョン・キャラダイン。他の親族も俳優さんが多く、いわゆる芸能一家ってヤツですね。1947年のTVドラマでデビュー。その後TVドラマ『シェーン』で主役のシェーンを演じたり、『燃えよ!カンフー』で主役を演じたりしたスーパースターです。でも個人的には『デス・レース2000年』のフランケンシュタイン役や『キル・ビル』のビル役のオッチャンですかね。2009年年に亡くなったそうです。
ヒロイン、シドニーを演じたのはナタリー・ブラウン。1997年にエキストラでデビュー。その後どちらかと言うとTVドラマで活躍されている方のようで、2008年に放送されたシットコム『ソフィー』では主役のソフィー役を演じています。その後もTV、映画と出続けている売れっ子さんです。
出会い系サイトを経営しているアルテミスの代表の女性、アナを演じたのはデボラ・オデル。1997年にデビュー。その後、TVドラマをメインに活躍されていましたが、2013年のドラマ出演を最後にキャリアが途絶えています。どうされちゃったんですかねえ。
ヘルシングの仲間、カルポフを演じたのはジュリアン・リッチングス。1986年TV映画でデビュー。その後も癖のあるキャラクターでTV、映画と仕事をしまくっていますね。『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のデスというキャラクターが有名らしいですが、個人的には『キューブ』の冒頭、すぐに殺されてしまうスキンヘッドのおじさんが印象的ですね。

この作品の監督を務めたのはジョナサン・デュエック。この方、映画監督というよりはプロダクション・デザイナーという仕事がメインな方なようですね。監督作品は2006年のこの作品から数えてTVドラマも含め6作品ですが、プロダクション・デザイナーとしては1999年からこれまでに20作、そしてプロデューサーとしても21作に携わっていますね。これを見ると制作側の方というのがよく分かります。そしてホラー専門かと思いきやそうでもなく、コメディや戦争物など、多岐に渡っていますね。
ちょっとだけ個人的な感想
この作品、オープニング映像からいい雰囲気なんですよ。
そして本編が始まっても静かにじっくりと話が進んでいくし、
なんか映像も素敵でけっこう見入っちゃうんですね。
ただ、そのじっくり進むのが……じっくりすぎです(笑)。
89分しかない作品なのに、なんであんなに話が進まない!!
あまりの展開の遅さに正直途中で飽きてしまいました。
それでも後半に入ればカッコいいシーンもあるし、それなりには面白いんですけど、
結果、ただ地味な作品な作品だった……気がします。
よく言えば上品な作品で嫌いではないんですけどねえ。
とりあえず演者さんの力にかなり助けられている作品かとも思いました。
こんな作品なので、余計になんで『アンダーワールド』のジャケット詐欺にしたのか私にはよく分かりませんでした。
真逆な作品なのでそりゃジャケット詐欺にあった人達は怒りますわなっっ。
そんな訳でじっくり静かな吸血鬼が観たい人にはおすすめしても良いかもしれませんね。
という訳で今回は『UNDERWORLD ラスト・セクト』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema
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