こんにちは、ヒッチです。
今回は2012年の映画『バトル・オブ・モンスターズ』についてザックリ書いていこうと思います。
今回もネタバレなしの予定です。
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
バトル・オブ・モンスターズ Tiktik: The Aswang Chronicles
監督/脚本:エリック・マッティ
脚本/ロナルド・スティーヴン・モンテヴェルデ
出演:マッコイ/ディン・ドン・ダンテ
ネスター/ジョーイ・マルケス
ソニア/ロビ・ポー
フェリー/ジャニス・デ・ベレン
バート/レイモン・ボーティスタ
2012年/フィリピン映画/103分
概要
2012年のフィリピン映画で、フィリピンで公開した第1週は興行成績2位の高スタートだったそうで、その年の映画祭でも賞レースに勝ったりとなかなかの話題作だったそうですよ〜♪
ちなみにどんな映画賞かというと……
- 『第10回ゴールデンスクリーンアワード』 最優秀VFX賞・受賞 / 最優秀主演賞ほか7部門ノミネート
- 『第29回PMPC映画スターアワード』 最優秀助演賞・受賞 / 最優秀音響賞・受賞 / 最優秀作品賞ほか7部門ノミネート
- 『第32回FAPアワード』 最優秀デザイン賞・編集賞ノミネート
だそうです。Amazonより引用しました。ごめんなさい。
そんな作品ですが、内容は分かりやすいヴァンパイア・アクション・ホラーってヤツです。正直、吸血鬼映画というよりもゾンビ映画の方がやっている事は近いかと。
でも海外のサイトですと、コメディとも書かれているんですよね。個人的には全く笑いどころが分かんなかったですっっ。何かごめんなさい。
原題にあるTiktikというのはフィリピンに伝わる妖怪(というか魔物?)の種類だそうです。あんまり詳しく調べれませんでしたっっ。
フィリピンでは大ヒットした今作なんですけど、日本では劇場未公開で、いきなりDVD販売となりました。しかも日本での評価は正直低いです。ちなみにアメリカのサイトIMDbでの評価は☆10点満点中5.0と…微妙……。
この作品、フィリピンでは大ヒットしたという事もあり、続編『Kubot: The Aswang Chronicles 2』が存在しているんですよね。ちなみにこの作品の脚本、日系フィリピン人の山本美智子という方が書かれたそう。その作品もどうやらヒットしたみたいです。
内容はこの作品の2年後、主人公家族にまた吸血鬼集団が襲ってきて……という物のようです。ただ日本では発売していない気がする〜……
しかもこちらの方がIMDbの評価は高く☆10点満点中7.1という高評価。しかもこちらも賞レースにけっこう勝ってまして、どうせならこちらも観たい!
序盤のあらすじ
荒くれ者でプー太郎のマッコイは自分に愛想をついて妊娠もしているのに出ていってしまった恋人のソニアに許しをこうため、ソニアの実家にやってくる。
当然ソニアの母に門前払いをくらうが、そこに帰ってきた優しい父のネスターが、「今日はソニアの誕生日だから豚を買いに行く」とマッコイを連れて、使用人のバートと共に豚を買いに出かけるが……
キャストなど
マッコイ……ディン・ドン・ダンテ
日本での表記はこうなっていますけど、ネットで調べるとDingdong Dantesと表記されていますので、ホントはディンドン・ダンテスが正しい気がします♪
この方、2歳の頃から子供モデルとしてキャリアをスタートしたんだそうです。その後いとこと友人とでアブズラクト・ダンサーズというダンスグループを結成してバラエティー番組の常連になってたそうです。
ちなみにスクリーンデビューは1987年の作品で当時7歳だったそうで、現在までTV、映画とずっと売れ続けているすんごい方でした。
そして俳優以外にもTVの司会、モデル、TVプロデューサー、監督、映画スタジオのオーナー、フィリピン海軍の少佐など、多岐に渡りすぎなぐらいいろんな顔を持っているスーパーマンでしたっっ。
ただ、悲しいかな日本に入っている彼の作品はこれだけですっっ。
ネスター……ジョーイ・マルケス
この方もだいぶ変わった経歴の持ち主でして、1981年から87年まで、フィリピンのプロバスケットボール選手として活躍、その後俳優に転身。
しかし1992年6月30日、首都マニラ内のパラニャーケ市の副市長になり、95年6月30日まで在任、その当日から今度はパラニャーケ市の市長さんをなんと2004年6月30日まで在任という超立派な政治家さんになってました。
が、その後また俳優業に戻り、現在まで至っているみたいです。こんな人もいるのねっっ。
こんなすごい方なんですが、俳優以外の顔としてコメディアンとしての顔も持っており、現在でもTV、映画と大活躍されているみたいです。
ソニア……ロビ・ポー
この方、歌手として2006年に“same same”というデュオのアルバム『The Meaning of Happy』の楽曲に参加したのが最初みたいです。
その後ソロとして同年デビューし、女優としてもデビュー、その後2013年を最後に歌手のキャリアは止まってしまっているものの、ずっとTV、映画と活躍しているスターさんです。
フェリー……ジャニス・デ・ベレン
この方も子役からスタートし、1979年から84年まで放送したTVドラマ『Flordeluna』で人気を不動にしたそうです。
その後も女優だけではなく、TV番組の司会者としても認知されており、TV、映画と現在でも大活躍中のようです。
演技力の高さから“ホラードラマの女王”の異名も持っているらしいですよ〜。
監督/共同脚本……エリック・マッティ
この方、脚本家として1996年にデビュー。翌97年にはプロデューサーとして映画に参加、そして1999年には監督として作品を発表しています。
その後もTVドラマ、映画と作品を発表されています。この作品の続編『Kubot: The Aswang Chronicles 2』で脚本を書いた山本美智子さんとご結婚されているそうな。
日本でも観れる作品として『スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲』『ABC・オブ・デス 2(INVINCIBLE 無敵)』『BUYBUST/バイバスト』『フードロア(Island of Dreams)』など。
個人的な感想
この作品、お金がかかってんだかかかってないんだか私にはよく分かんなかったです(笑)。
何か明らかにほとんどのシーンがセット、背景合成だと思われるんですよね。
でも画面はそれなりにキレイですし、後半の化け物退治のところもかなりガンバってCGを使っていたと思います。
お話は概要でも書いたとおり、ゾンビ映画みたいな展開で、あまり場所が動かないんですね。
こういうのって、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『バタリアン』のように
面白展開になりやすいと思うんですけど、
何か、テンポが全体的にもったりしていて、観ていてイライラしてきました(笑)。
このテンポが日本人には合わなかったのでは?
と、個人的には思います。
吸血鬼と言いながらフィリピンの妖怪という事で、
塩が苦手とか初めて見る吸血鬼の弱点などもあり、
興味はそそるのですが、いかんせんテンポと突っ込みたくなる展開があちらこちらにあって、
この作品の評価はあまり個人的にも高くはないですねえっっ。
ただラストはスッキリ終わらしてくれますので、その点はいいのかなと♪
とりあえずあまりお目にかかれないフィリピンのアクションホラー映画ですので、
興味の出た方は一度鑑賞してみてはどうでしょう。
まあまあボロカス書いた気がしますけどっっ。
という訳で今回は『バトル・オブ・モンスターズ』についてザックリ書いてみました。
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema