【吸血鬼映画】『ヴァンパイア 血の洗礼』をザックリ解説!ダメにした吸血鬼版『キューブ』と思って頂ければ…

こんにちは、ヒッチです。

今回は2005年の作品『ヴァンパイア 血の洗礼』についてザックリ書いていこうと思います。

今回は絶対に誰も見ないので(笑)ネタバレありで書きますね〜♪

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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ヴァンパイア 血の洗礼 The Vampire Conspiracy

監督/脚本:マック・モーゲンステン

出演:ジャネット/サラ・ボーズ
   サム/アドレン・M・プライス
   ベラ/クリスティアーヌ・ガルシア
   ブライアン/ジョン・ロペス
   ミッチ/ロン・マザー
   ライロス大佐/ジャン=マルク・フォンテーヌ

2005年/カナダ映画/89分

※2025年4月現在、今作の配信は見つけれませんでした。またどこかで配信される可能性もありますので、その時はご了承くださいませ。

概要

2005年のカナダ映画…というかストリーミング作品。ちょっとよく分からないのですが、カナダで2005年にDVD販売されて、2007年には世界的にDVDは販売されてるみたいですが、遅れて2008年にオーストラリアと日本でDVD発売、2010年にアメリカでDVD販売がスタートしたみたいですっっ。2017年にはアメリカで配信もされているみたいです。

今作、超低予算なのは間違いないんですけど、元ネタは1992年の舞台用に書かれた脚本らしいです。それを映画用に10日間で書き直したらしいですよ〜♪そして撮影は9日間で終了してるらしい(笑)。早っっ!!

ちなみに制作会社はFive Strangers Filmsというところなんですが、オフィシャルサイトがなくなっています…でも2024年に短編映画を制作したのは間違いなさそうなので…まだあるかな…?

そんな作品なので、観てるだけで(舞台っぽいなあ)と思っちゃう感じでして(笑)、ほぼ1セット、まるで低予算傑作映画の『キューブ』『ソウ』を思わせる密室っぷりで、同じ部屋をあたかも「移動して来ましたよ」と撮影しているのがなんか微笑ましい♪

しかし今作、DVDのジャケットの説明に問題がありまして……

ドラキュラ城では定期的にあるゲームが行われていた。

今作のDVDのジャケットの説明より

なーーーんて書いてあるんですが、本編観ると一言もそんな事言ってないじゃんかあ〜〜!!

ドラキュラ関係の作品を観るつもりでDVDをつけた私はいきなり騙されたのでした(笑)。よってドラキュラは全く出てきません♪間違って観る方いたらいけませんのでここで注意喚起しておきます♪

そして先ほど書いたように密室移動脱出作品なのですが、これが見事にグダグダで、なんか血もまあまあ出てはいますが、緊張感がなくて怖さは全くありません♪

でもあらすじ(元ネタ)の仕掛けはそれなりに面白い…と思うので、登場人物たちのつながりが解けていく感じは楽しめると思います♪

まあでも現在配信もされていませんし、みなさん観る事はないでしょうねえ〜(笑)。

ちなみに原題の『The Vampire Conspiracy』“吸血鬼の陰謀”という意味みたいです♪陰謀…ねえ…

これが海外版DVD。Blu-rayも販売されていたんですけど、日本のAmazonでは取り扱っていなかったのか、見つけれませんでした(笑)

評価

IMDb2.7/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…未評価
視聴者スコア…17%
映画データベース-allcinema未評価
Filmarksページが存在せず
Amazon2.1/5(英語版DVD)

こんな感じ。そもそもの知名度が本当に低いようで、日本での評価はほぼなし(笑)。そして英語圏の評判もめっちゃ低いですっっ。時間無駄とまで書いてる人いましたねっっ。

あらすじ

ドラキュラ城では、定期的にあるゲームが行われていた。この城の主である、ヴァンパイア・ライロス大佐は250年間、このゲームを楽しんでいた。城の中は迷路のようになっており、ここから無事に逃げ出すことができた人間には、膨大なライロス大佐の財産を相続させるといったゲームだった。選ばれた人間たちは城の中で放されるが、ライロス大佐の下僕である血に飢えたヴァンパイアたちがあちこちに待ち構えているのだった。このゲームで生き残れる人間は果たしているのだろうか?

今作のDVDのジャケットの説明より

キャストなど

ジャネット……サラ・ボーズ

え〜…主役の方なんですけど、この方のキャリアが今作と同じ年の短編映画しかありません……と、思っていたんですけど、インスタやXでボディビルダーとして活躍されている同姓同名の方がいらっしゃる…顔もそっくりだ……きっと元気にされています♪♪

サム……アドレン・M・プライス

この方、キャリアが今作と2009年のTVの刑事役の2回のみ。でも今作とTV放送の間に4年も空いているので、舞台とかされている方かもしれないですね。

ベラ……クリスティアーヌ・ガルシア

この方も今作と2007年の映画しかキャリアがありません。で、ちょっと調べたら金融系の経営コンサルティングをされていました♪めっちゃスゲ〜〜!

ブライアン……ジョン・ロペス

この方は今作しか俳優のキャリアがありませんっっ。しかもちょっと調べたんですけど、同姓同名の方が多いのでよく分からず……

ミッチ……ロン・マザー

この方も今作と2006年の映画しかキャリアがありませんでしたねえっっ。そしてこの方も現在がよく分かりませんでした……

ライロス大佐……ジャン=マルク・フォンテーヌ

1997年の映画でデビュー。しかし2005年の今作まではキャリアが途絶えていまして、その後は映画、TVとキャリアを重ねていますが、2012年のTVドラマのチョイ役でキャリアが止まっています。

どうも引退されたっぽいですねえっっ。

監督/脚本……マック・モーゲンステン

1970年カナダ生まれ。この方、今作の前に短編映画の制作をされていますが、本格的に業界に入ったのは制作、監督、脚本を手がけた今作が最初。

その翌年にリアリティーショー『HouseCapades』の制作、監督、脚本を担当してこれが当たったみたいですね。

その後もTV番組や映画の制作、脚本、監督と2025年現在も活躍されています。ただ、日本に縁があまりなさそうでして、日本に入ってきている関連作は今作と『ジュラシック S.W.A.T 対恐竜特殊部隊』くらいしか見つけれませんでしたっっ。

個人的な感想

いや〜〜〜〜〜〜〜〜、ヒドかったですねえ〜〜(笑)

これ、ジャケット見た時から「絶対ヒドいに違いない!」と思っていましたが、気持ちいいくらいヒドかったですねえ〜〜〜〜!!

序盤から妙な言い争いが絶えないので観ていてイライラしますし、そのおかげもあって全然お話は進まないですし、お話が進んだと思ったらまた言い争い…そして肝心のアクションはグダグダ……

しかもその言い争いの内容も同じ事の繰り返しだったり、変ななすりつけ合いだったりですねえ〜…

今作で知らない同士が集まって、実は1つの事件にみんなが関わっていたという流れとかは全然いいと思うんですけど、本当にそれ以外がねえ……

いかにも『キューブ』的なみんな役割があってみたいな雰囲気を出して短ですけど、雰囲気だけでしたね(笑)。

で、登場したヴァンパイアのライオス大佐も結局何がしたいのかよく分かりませんでした(笑)。

『セブン』で観た七つの大罪を使っているんですけど、私にはそれがサッパリ意味分かんなかったですしっっ、ライオス大佐はもっと後半いろいろ出番があるかと思いきやそれほど出番ないですし、

……と、思いきや最後あれだしっっ。ちょっと唖然としてしまった……

それでもその安いなりに1つの事件の真相が分かってくる感じ(これがめっちゃ舞台っぽかったです)は面白く感じましたし、

すぐにダメ映画だよな〜と思いながらも最後まで観れちゃったので、個人的にはまあ…楽しめたのかな?と思っています(笑)。

まあ…でも…よほどの吸血鬼マニアか、Z級映画を極めたい人にしかオススメはできませんね(笑)。

という訳で今回は『ヴァンパイア 血の洗礼』についてザックリ書いてみました。

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes

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