【吸血鬼映画】『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』をザックリ解説!カンヌ映画祭ノミネートの異色恋愛映画!

こんにちは、ヒッチです。

今回は2013年の映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』についてザックリ書いていこうと思います。

今回もなるべくネタバレなしの予定です。

※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪

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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive

監督/脚本:ジム・ジャームッシュ

出演:イヴ/ティルダ・スウィントン
   アダム/トム・ヒドルストン
   マーロウ(キット)/ジョン・ハート
   エヴァ/ミア・ワシコウスカ
   イアン/アントン・イェルチン

2013年/イギリス、ドイツ映画/123分

配信状況

※2025年3月現在の配信状況です。これから変わる可能性がありますのでご了承くださいませ。

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概要

2013年のイギリス、ドイツ合作映画。この年のカンヌ映画祭でパルムドールにノミネートをされた話題作。2013年の12月に日本でも上映されてファンの多い作品。

というのも今作の監督さんがジム・ジャームッシュさんというインディペンデント系の映画で有名な方でして、公開される前からその界隈では話題になってたみたいです♪

ただ今作を作る上で2010年にはキャストまで決まっていたものの、資金調達が大変だったそうで最終的にNRW映画メディア財団という団体から700万ドルの予算を受け取って何とか撮影ができたみたいですよ〜。

そして2012年からアメリカのデトロイト、モロッコのタンジール、ドイツのハンブルクとケルンで撮影を行ったそうで、とても映像がキレイです。

内容は吸血鬼の夫婦の物語登場人物も少なくシンプルに淡々とお話は進行していきます。また、当初はアクションシーンも少ないけどあったらしいんですけど、監督さんが全部はぶいたらしいですよ〜♪

ちなみに今作に登場する吸血鬼のみなさん妙に毛量が多いんですけど、人間とヤクと山羊の毛を混ぜたかつらを被っているらしい♪

そして今作で使用されている音楽ですが、監督のジム・ジャームッシュさんのバンド、Sqürlによる物だそうです。

それとタイトルの『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(Only Lovers Left Alive)』は直訳すると“生き残ったのは恋人だけ”という意味になるみたいなんですけど、これは1964年の同名のSF小説に敬意を表して付けたものだそうで、物語的には何のつながりもないそうです。

そんな今作、2013年の4月にカンヌ映画祭で上映されたのを皮切りに、9月にはトロント映画祭、 9月/10月のレイキャビク国際映画祭などで次々と上映され評判を呼び、2014年の2月にイギリスで、4月にアメリカで一般公開がスタートしました。

受賞歴

2025年現在までに映画祭での受賞歴がIMDb様曰く、受賞8回ノミネート44回とすんごい事になっていますので、ここでは主な映画祭の賞ノミネートを書いていきますね。

  • 2013年カンヌ映画祭
    パルムドールノミネート
    サウンドトラック賞受賞
  • 2013年シッチェス映画祭
    審査員特別賞受賞
  • 2015年インディペンデント・スピリット賞
    最優秀主演女優賞ノミネート……ティルダ・スウィントン
    最優秀脚本賞受ノミネート……ジム・ジャームッシュ
  • 2015年サターン賞
    最優秀ホラー映画ノミネート
  • 2015年バンクーバー映画評論家協会
    最優秀女優賞受賞……ティルダ・スウィントン
  • 2015年クロトルディス賞
    最優秀美術賞受賞
  • 2014年国際映画愛好者協会賞
    2013年に公開されなかった最優秀作品賞受賞
  • 2015年女性映画ジャーナリスト同盟
    EDA女性フォーカス賞受賞(年齢とエイジズムに逆らう女優)……ティルダ・スウィントン
  • 国際オンラインシネマアワード
    2014年ハーフウェイ賞最優秀オリジナル脚本賞受賞……ジム・ジャームッシュ
  • 2015年国際映画協会(ICS)カンヌ賞
    最優秀監督賞受賞……ジム・ジャームッシュ

また2016年には“BBCの21世紀の最高の映画100本”に選ばれたそうですよ♪

評価

IMDb7.2/10
Rotten Tomatoesトマトメーター(批評家の評価)…86%
視聴者スコア…75%
映画データベース-allcinema5.6/10
Filmarks3.7/5
Amazon4.6/5

総じて高い!完璧だ!という方や、美しい!監督は一流だったという賛美の声が多数です。そして完璧じゃないけど飽きなかったという意見もちょくちょく見られ、ごくたまに全然面白くなかったっ、という意見がありました。まあ、いると思いますわ〜。

あらすじ

吸血鬼のアダム(トム・ヒドルストン)はギターをはじめ弦楽器なら何でも自在に弾きこなすミュージシャンとしてアンダーグラウンド・ミュージック・シーンで活躍している。
しかしここ近年の自己破滅的な人間たちの振る舞いにアダムは抑鬱を抱えていた。そんなとき恋人イヴ(ティルダ・スウィントン)がデトロイトに住む彼の元を訪れる。
もちろん、彼女も吸血鬼で2人は何世紀も愛し合い、生き続けてきた。久々の再会もつかの間、イヴの破天荒な妹エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が突然2人に会いにやってきて3人の運命は、ゆっくりと変わり始める・・・。

Amazonより引用

キャストなど

※MicrosoftのCopilotさんに主に書いていただきました。

イヴ……ティルダ・スウィントン

1960年11月5日にイギリスのロンドンで生まれました。彼女はスコットランドの名家の出身で、ケンブリッジ大学で政治学と社会学を学びました。大学卒業後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演劇を学び、1986年に映画『カラヴァッジオ』でデビューしました。彼女の長身でクールな風貌と知的な演技は、魔女や天使、女王などの役柄にぴったりで、多くの作品で印象的な存在感を放っています。

代表作

  • 映画
  • 『エドワードII』(1991年):イザベラ役。ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞。
  • 『ナルニア国物語』シリーズ(2005年~):白い魔女役
  • 『フィクサー』(2007年):カレン・クラウダー役。アカデミー助演女優賞を受賞。
  • 『スノーピアサー』(2013年):メイソン役
  • 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年):マダム.D役
  • 『ドクター・ストレンジ』(2016年):エンシェント・ワン役
  • 受賞歴
  • アカデミー賞助演女優賞(2007年)
  • ヴェネツィア国際映画祭女優賞(1991年)
  • 英国アカデミー賞助演女優賞(2007年)
  • ニューヨーク近代美術館特別賞(2013)
  • 英国映画協会フェローシップ生涯功労金獅子賞(2020)
  • ベルリン国際映画祭名誉金熊賞(2025)
アダム……トム・ヒドルストン

1981年2月9日にイギリスのロンドン、ウェストミンスターで生まれました。父親は物理化学者、母親は舞台マネージャーで、彼の家庭環境は学問と芸術の両方に触れるものでした。幼少期をウィンブルドンで過ごし、後にオックスフォード近郊の村に移住しました。彼はケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジで西洋古典学を学び、優秀な成績で卒業。その後、王立演劇学校(RADA)で演技を学び、2005年に卒業しました。

彼のキャリアは1999年の舞台から始まり、シェイクスピア作品を中心に高い評価を受けました。その後、テレビドラマや映画にも進出し、特にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「ロキ」役で世界的な知名度を得ました。

代表作

  • 映画
  • 『マイティ・ソー』シリーズ(2011年~):ロキ役
  • 『アベンジャーズ』シリーズ(2012年~):ロキ役
  • 『クリムゾン・ピーク』(2015年):トーマス・シャープ役
  • 『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年):ジェームズ・コンラッド役
  • テレビドラマ
  • 『ナイト・マネジャー』(2016年):ジョナサン・パイン役
  • 『ロキ』(2021年~):ロキ役
  • 舞台
  • シェイクスピア作品『コリオレイナス』『オセロ』での演技が高く評価され、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しました。

受賞歴
トム・ヒドルストンは、ゴールデングローブ賞やローレンス・オリヴィエ賞など、数々の賞を受賞しています。また、エミー賞にもノミネートされるなど、その演技力は業界内外で広く認められています。

マーロウ(キット)……ジョン・ハート

1940年1月22日にイギリスのダービーシャーで生まれ、2017年1月25日に77歳で亡くなった俳優です。彼は50年以上にわたり、舞台、映画、テレビで活躍し、200本以上の作品に出演しました。その多才な演技力で、知的な役柄から悪役、悲劇的なキャラクターまで幅広い役柄を演じました。

代表作

  • 『エイリアン』(1979年):宇宙船の乗組員ケイン役。
  • 『エレファント・マン』(1980年):悲劇の青年ジョン・メリック役。アカデミー賞主演男優賞にノミネート。
  • 『1984』(1984年):主人公ウィンストン・スミス役。
  • 『ハリー・ポッター』シリーズ(2001年~):杖職人オリバンダー役。

彼はまた、ゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞など、多くの賞を受賞し、2015年にはエリザベス2世からナイト爵を授与されました。その遺産は映画史に深く刻まれています。

エヴァ……ミア・ワシコウスカ

1989年10月25日にオーストラリアのキャンベラで生まれた女優です。彼女は幼少期からバレエを学びましたが、16歳で演技に転向し、2004年にテレビドラマでデビューしました。その後、ハリウッド映画にも出演し、独特な存在感と演技力で注目を集めました。彼女は商業映画だけでなく、アート性の高い独立系映画にも積極的に参加しており、幅広いジャンルで活躍しています。

代表作

  • 『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年):アリス役
  • 『キッズ・オールライト』(2010年):ジョニ役。ゴールデングローブ賞にノミネート。
  • 『ジェーン・エア』(2011年):ジーン・エア役
  • 『クリムゾン・ピーク』(2015年):イーディス・カッシング役
イアン……アントン・イェルチン

アントン・イェルチン(Anton Viktorovich Yelchin)は、1989年3月11日にソビエト連邦のレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)で生まれの俳優です。彼の両親はフィギュアスケート選手で、ユダヤ系の家庭に生まれました。生後6か月で家族と共にアメリカに移住し、ロサンゼルスで育ちました。幼少期から演技に興味を持ち、9歳で俳優としてのキャリアをスタートしました。2016年6月19日に自宅の郵便受けと自身の車に挟まれて27歳で亡くなったそうです。

代表作

  • 『アトランティスのこころ』(2001年):ボビー・ガーフィールド(少年時代)役。ヤング・アーティスト賞受賞。
  • 『スター・トレック』シリーズ(2009年~):パヴェル・チェコフ役。
  • 『ターミネーター4』(2009年):カイル・リース役。
  • 『グリーンルーム』(2015年):パット役。

また2011年には『フライトナイト/恐怖の夜』でチャーリー役で主演をしています。

監督/脚本……ジム・ジャームッシュ

1953年1月22日にアメリカのオハイオ州カヤホガ・フォールズで生まれた映画監督、脚本家、俳優です。彼はインディペンデント映画界の巨匠として知られ、その独特な作風と詩的な映像美で多くのファンを魅了しています。

ジム・ジャームッシュは、母親が映画評論家だった影響で幼少期から映画に親しみました。ノースウェスタン大学でジャーナリズムを学んだ後、コロンビア大学で文学を専攻し、詩や美術史にも興味を持ちました。その後、パリでの留学中にシネマテーク・フランセーズで多くの映画を鑑賞し、特に日本の小津安二郎やヨーロッパのロベール・ブレッソンといった監督たちの作品に影響を受けました。ニューヨーク大学の大学院で映画制作を学び、ニコラス・レイの助手を務めた経験もあります。

1980年に長編映画『パーマネント・バケーション』で監督デビューを果たし、1984年には『ストレンジャー・ザン・パラダイス』カンヌ国際映画祭のカメラ・ドールを受賞。この作品はインディペンデント映画の新たな可能性を示し、彼の名を一躍有名にしました。

代表作

  • 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984年)
  • 『ダウン・バイ・ロー』(1986年)
  • 『ミステリー・トレイン』(1989年)
  • 『デッドマン』(1995年)
  • 『ゴースト・ドッグ』(1999年)
  • 『コーヒー&シガレッツ』(2003年)
  • 『ブロークン・フラワーズ』(2005年)
  • 『パターソン』(2016年)
  • 『デッド・ドント・ダイ』(2019年)

ジャームッシュの作品は、伝統的な物語構造を避け、日常の中に潜む詩的な瞬間を描くことが特徴です。また、音楽への深い愛情も彼の映画に反映されており、多くの作品で印象的なサウンドトラックが使用されています。

個人的な感想

え〜…正直書きますと、この作品、初見で観終わった時は何の感想も出なかったんですよね(笑)。

あまりに何も出ないのでどうしようっっ?って思っちゃうくらい。

ただ、日にちが経つにつれてけっこう余韻が残っているコトに気がつき、2回目を鑑賞♪

やはりこの作品、雰囲気やあのカメラのアングルってヤツがやたら良いんだと思いました。それとあの独特の間。インディペンデントの映画って間を上手く使うイメージがとてもあるんですけど、この作品もそれをすごく感じました。

それと各キャラクターの人柄が非常に分かりやすくなっていて、そのキャラクターたちの部屋でどう生きてきたのか感じられるくらいに作り込んであるのはすごいですよねっっ。イヴのお姫様みたいな部屋とは対照的なアダムの部屋のきったね〜コト(笑)♪

そしてお話も極力余分な部分を削ってシンプルにしているのが分かります。吸血鬼っていう題材を描く時って絶対に説明が必要になったりしますが、最低限に留めている気がしました。そして画面で見せるというのもすごいと思いました♪

それに吸血鬼たちがめっちゃ人間くさいのもよかったですね。派手な演出がないから余計にそう見えて(笑)。カッコいいんだかカッコ悪いんだかって感じがとても楽しかったです♪

まあお話で気になる箇所はありましたけど、でもやっぱりとても楽しんで観たので、単館上映の作品とかが好きな方にはおすすめできるかと思います。

という訳で今回は『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』についてザックリ書いてみました♪♪

んじゃまた〜♪♪

※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks

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初回は30日間無料 600円(税込)。
この安さで観れる作品数の多い事♪
なんですが、この作品は見放題ではなくて、
レンタル(HD)440円、購入(HD)2600円(それぞれ税込)の2種類があります。
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