
こんにちは、ヒッチです。
今回は2017年の映画『メアリーの総て』についてザックリ書いていこうと思います。
今回ネタバレもなにもなあ~……まあまあ史実なんでネタバレ注意でお願いします(笑)♪
※その前に、吸血鬼年表を作りました。よかったら見てやってくださいませ♪
メアリーの総て Mary Shelley
監督/追加脚本:ハイファ・アル=マンスール
脚本:エマ・ジェンセン/ハイファ・アル=マンスール/コナー・マクファーソン
出演:メアリー・シェリー/エル・ファニング
パーシー・シェリー/ダグラス・ブース
クレア・クレアモント/ベル・パウリ―
バイロン卿/トム・スターリッジ
ジョン・ウィリアム・ポリドリ/ベン・ハーディ
スティーヴン・ディレイン/ウィリアム・ゴドウィン
2017年/アイルランド・ルクセンブルク・アメリカ/121分
配信状況
※2025年10月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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概要
2017年のアイルランド/ルクセンブルク/アメリカ合作映画。
あの有名な『フランケンシュタイン』を書いた女性作家メアリー・シェリーの若い頃を描いた作品。
なんで吸血鬼映画専門のこのブログで取り上げるかというとポリドリの『吸血鬼』も全く同じ時に誕生しているからですね♪
ちなみにまだ公式サイトが残っていましたのでリンクはっておきますね~♪
基本的にはメアリー・シェリーがダメ旦那と恋に落ちてメッチャ大変な目にあった後、ホラーマニアや本好きの間では有名な集まり“ディオダティ荘の怪奇談義”をきっかけに『フランケンシュタイン』を書いて~……ってなお話で、これは検索すれば全て分かる事を美しい映像とともに映画化した作品♪

“ディオダティ荘の怪奇談義”とは……
1816年にスイスのレバン湖に建っているバイロン卿の別荘に集まったメアリー・シェリー、義理の妹クレア・クレアモント、メアリーの旦那のパーシー・シェリー、バイロン卿とその主治医だったジョン・ウィリアム・ポリドリが集まったはいいけど、
ずっと雨続きで外に出れない日が続いちゃったからバイロン卿がドイツの怪奇譚『ファンタスマゴリアナ』を読んだ後、
「俺たちもそれぞれ怪談作ったら楽しくね?」
的な感じ(かどうかは知らんけど)提案したというお話♪

この時メアリーが書き始めたのが『フランケンシュタイン』、バイロン卿は吸血鬼ホラーの未完の作品を書き、それを元にポリドリが『吸血鬼』を書いたと言われています。ちなみに妹のクレアは参加せず、あれ?旦那は?
ちなみにバイロン卿の未完の小説とポリドリの『吸血鬼』は現在『吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集』としてちょっとお高めの本に『吸血鬼ダーヴェル(バイロン卿)』『吸血鬼ラスヴァン(ポリドリ)』として収録されています。
面白いのでおすすめ♪

もともとはオーストラリアの脚本家エマ・ジェンセンさんの『A Storm In the Stars』という脚本だそう。そのタイトルを『Mary Shelley』と変更して製作を開始、コナー・マクファーソンさんも手伝って脚本が完成、
2016年2月20日からアイルランド最大の都市ダブリンの国立博物館やコリンズ兵舎という場所で撮影が行われ、3月7日からルクセンブルクで撮影されたとの事です。
2017年9月9日トロント国際映画祭でプレミア上映、その後トリノ国際映画祭など世界各国の映画祭で上映されて、バルセロナ・サン・ジョルディ国際映画祭では2018年最優秀作品賞を受賞されており、ほかの映画祭でもノミネートをいくつかされていましたね。そしてその後一般公開され、日本では2018年12月15日に公開されたそうです。

メアリー・シェリーってこんな人
本名メアリー・ウルストンクラフト・ゴドウィン・シェリーさんは1797年8月30日、ロンドンで政治評論家/小説家のウィリアム・ゴドウィンさんの長女として産まれています。お母さんがメアリーさんを産んだ11日後に亡くなっているそうで、お父さんの再婚相手のメアリー・ジェーン・ゴドウィンさんとは馬が合わなかったらしい。
1814年にお父さんの支持者だったパーシー・ビッシュ・シェリーと出会っていろいろあって結婚したりなんだかんだで『フランケンシュタイン』を執筆♪1818年には出版♪この時19歳♪
ユニバーサル映画の『フランケンシュタイン』とは全然違いますので、興味ある方はぜひ♪
ちなみに私の感想は「フランケンシュタイン博士サイテ〜〜〜〜!!」です(笑)♪
それと2025年11月7日よりネットフリックスでギレルモ・デル・トロ監督による『フランケンシュタイン』が配信され、一部劇場でも公開されますよね♪なんか今年はスゴいですね〜♪
その後もお子さんが産まれては亡くなるという悲劇が続きますが1819年11月19日、4人目のお子さんパーシー・フローレンスが無事に育ち、大人になって第3代準男爵となっています♪よかった♪
しかし1822年、ヨット事故により旦那パーシー・シェリーが死去。その後はイギリス戻り執筆を続けて何作もの作品を発表、また息子のパーシー・フローレンスは異母兄弟が死んだ事でシェリー家の財産の法定相続人となり、パーシーくんの教育で親戚と揉めてたみたいですねっっ。
晩年は頭痛と体の一部が麻痺して読書や執筆が困難だったそうです。そして1851年2月1日53歳の若さで死去されたそうです。
現在日本で販売されている著書として『フランケンシュタイン』『マチルダ』『鎖を解かれたプロメテウス』などがあります。


評価
IMDb | 6.4/10 |
Rotten Tomatoes | トマトメーター(批評家の評価)…41% 視聴者スコア…48% |
映画データベース-allcinema | 6.2/10 |
Filmarks | 3.6/5 |
Amazon | 4.0/5 |
こんな感じ♪平均より高いですがロッテントマトはけっこう厳しめ。コメントも「失敗」という文字が多いですね。メアリー・シェリーの半生を上手に描けていない、または薄っぺらいといった意見が多く、テンポも悪いなどボロクソでした。ただ主演のエル・ファニングさんや美術に関しては皆さん絶賛してましたね~。
日本のサイトはもっと優しくて、やっぱりダメ男たちの話題が多かったです(笑)♪もちろんエル・ファニングさんは大絶賛♪♪
あらすじ
19世紀イギリス。小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。
互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。
愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。
失意のメアリーはある日、パーシーと共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。
深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた―。

キャストなど
メアリー・シェリー……エル・ファニング
1998年アメリカ出身。お姉さんも売れっ子女優ダコタ・ファニング。初クレジットは2歳8ヶ月の時に出演した『アイ・アム・サム』でお姉さんが演じたルーシーの幼い頃を演じたのが最初みたいです♪
4歳の時『チャーリーと14人のキッズ』で初めてお姉さんとは関係のない役柄を演じたそう。その後は人気子役として活躍されるんですが、転機になったのは『SUPER 8/スーパーエイト』らしいです。ここで彼女が世間に幅広く認知されて、その後の活躍に結びついているみたいですよ。特にTVドラマではお姉さんよりも出演作が多いそうです。
また2015年からは制作にも関わるようになり、2020年には短編ですが、初脚本、監督作品を発表されています。
そして2025年には『プレデター:バッドランド』の新作に出演されており、これからもドンドン売れ続ける気配バンバンです♪♪
現在日本で観れる主な出演作として『シャーロットのおくりもの』『デジャヴ』『バベル』『9-ナイン』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『くるみ割り人形』『幸せへのキセキ』『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』『マレフィセント』『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』『アバウト・レイ 16歳の決断』『ネオン・デーモン』『夜に生きる』『20センチュリー・ウーマン』『パーティで女の子に話しかけるには』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~(制作総指揮)』『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』など。
吸血鬼映画の出演として『Virginia/ヴァージニア』があります。
パーシー・シェリー……ダグラス・ブース
1992年イギリス出身。重度のディスレクシア(失読症)を持っていて子供の頃はとても苦労し、現在でも読むのにとても時間がかかってしまうそうですが、ダグラスさんは「この症状のおかげであらゆる意味で回復力が増した」とポジティブにとらえているようです。
その子供も頃にトランペットを習ってよく舞台に上がったり、それキッカケでミュージカルに参加していたそうです。そして演劇に目覚め国立青少年劇場やギルドホール音楽演劇学校など、結構いろんな学校に通い15歳の時にカーティス・ブラウン演劇事務所に入団、プロの世界に入っていったそうです。
2006年の映画でデビュー。2010年のTV映画『Worried About the Boy』で主役でカルチャー・クラブのボーカル、ボーイ・ジョージを演じて話題になったみたいですね。その後2011年TVドラマ『大いなる遺産』2013年『ロミオとジュリエット』2014年『ライオット・クラブ』2016年『高慢と偏見とゾンビ』などに出演、2017年ネットフリックスの映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』ではモトリー・クルーのボーカル、ニッキー・シックスを演じています♪この人そういうの多いなあ(笑)。
また2024年の映画『Young Werther』では主演と製作総指揮をされています。
クレア・クレアモント……ベル・パウリ―
1992年イギリス出身。お父さんのマーク・パウリーさんは俳優、お母さんはキャスティング監督という思いっきり業界人の家で生まれたそうで、2007年にTVドラマのゲストでデビューし、同年のTVドラマ『M.I. High』で主要キャラを演じ計23話出演したそうです。
2013年から映画にも出演するようになり、2015年『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』のマーガレット王女役が話題になり同年公開の『ミニー・ゲッツの秘密』ではカンヌ映画祭でショパール賞を受賞したそうです。その後も活躍されており、2019年『ムーミン谷のなかまたち』ではリトルメイの声を担当してるそうな♪また舞台俳優としても活躍されていまして、ブロードウェイの舞台などにも出演されているとの事です♪
バイロン卿……トム・スターリッジ
1985年イギリス出身。お父さんが俳優のチャールズ・スターリッジさん、お母さんも女優のフィービー・ニコルズさんという家庭に生まれ1996年『ガリバー/小人の国・大人の国』で子役としてデビュー。
翌1997年までは子役として活躍しますがそこから2004年までは学業に専念されてたみたいです。そして2004年に復帰後は2006年『ザ・デンジャラス・マインド』2009年『パイレーツ・ロック』2012年『オン・ザ・ロード』2017年『ヘル・フロント ~地獄の最前線~ 』など順調にキャリアを伸ばしていますね。
また2016年のTV映画の3部作『 嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~/ヘンリー六世』では主人公ヘンリー六世を、2022年スタートのネットフリックスのドラマ『サンドマン』でも主人公のモルフェウス / ドリームを演じているそうです♪
ジョン・ウィリアム・ポリドリ……ベン・ハーディ
1991年イギリス出身。2012年に舞台『The Judas Kiss』で主演されているそうですが、それ以前のキャリアが出てこないんですよね〜。いきなり主演デビューなのかも♪同年にはTVドラマでクレジットなしですがTV初出演、翌2913年にはBBCの長寿スペースオペラ『イーストエンダーズ』にレギュラー出演を果たし、2015年まで、計197話出演されたそうです。
その後2016年『X-MEN:アポカリプス』ではエンジェル/ウォーレン・ワージントン三世役、2018年『ボヘミアン・ラプソディ』ではロジャー・テイラー役(似てたな〜!)などに出演、2023年の『Unicorns』はドラァグ・クイーンと恋に落ちる主人公を演じて話題になったそうです。

監督/追加脚本……ハイファ・アル=マンスール
1974年サウジアラビア出身。カイロのアメリカン大学で文学の学士号を取得して帰国後の1997年に短編映画『Who?』を発表、その後も『The Bitter Journey』『The Only Way Out』と短編映画を発表して『The Only Way Out』アラブ首長国連邦とオランダで賞を受賞したそうです。
その後の旦那さんとなるアメリカ人外交官さんとオーストラリアへ行きシドニー大学で映画学の博士号を取得したそう。
また2005年に発表したドキュメンタリー『Women Without Shadows』が国際的な評価を受けたそうでいろんな映画祭で賞も受賞されているそう。
そして2012年初の長編映画『少女は自転車にのって』がサウジアラビアの問題を捉えた映画でけっこう撮影などから大変だったみたいですが、これがヴェネツィア国際映画祭やドバイ国際映画祭など、世界的に評価され今作の監督に繋がったみたいですね。
その後も2018年ネットフリックス映画『おとぎ話を忘れたくて』2019年『完全な候補者』など発表、最近はApple TV+やネットフリックスでTVドラマの監督をされており、家族でカリフォルニアに住んでいるそうです。

個人的な感想
これ、めっちゃ好きな作品でしたねえ~♪
もう旦那サイテーーーーーーーーーーーー!!
こいつヒドいわあ~~~~っっ。
メアリーにも非はありますけど、旦那~~~~~っっ!!ってマジで言いたくなるくらいヒドい(笑)!!
つーかバイロン卿はもっとヤバくて笑っちゃいましたけど(笑)。
どこまで史実なのか正直分かってないですけど、こういう作品って大概、史実よりゆるく(優しく?)作ってあるから本当はもっとクズ野郎だったのかな~?って思ってしまいました(笑)。
ただ、メアリーも史実よりも感情移入しやすいように描いている気もしますので、実際はどうなんでしょね?と考えてしまいます(笑)。
でもこの旦那を生涯支えたみたいですし、よっぽど相性もよかったと思われるので、実際はメチャクチャ破天荒夫婦(映画でもそうはそうですけど)だったんだろうなあ~……と。
映画としてめっちゃ個人的には観やすくて、上記のようにいろいろと考えさせてくれる作品っていいですよね♪
人によっては退屈と思う淡々とした作品なんですけど、19世紀の雰囲気もよく分かりますし、映像もきれいですので、歴史物の1本としても楽しめますし、ホラーの原点を知りたいという人とかにおすすめの作品です♪
という訳で今回は『メアリーの総て』についてザックリ書いてみました♪♪
んじゃまた〜♪♪
※参考文献、ウィキペディア、IMDb、映画データベース-allcinema、Rotten Tomatoes、Filmarks
※2025年10月現在の配信状況です。今後変更する可能性がございますのでご了承ください。
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VideoMarket | VideoMarket プレミアムコース/月額550円(税込) プレミアム&見放題コース/月額1,078円(税込) NHKまるごと見放題パック/月額990円(税込) 初回は無料だそうです。 |